今月 11 月頃から動きを見せていたドコモの SIM カード単体販売の動きが、ついに au にも波及しはじめた。
ヨドバシアキバ SIM フリーコーナーでは au SIM 単体契約で売り場にある好きなスマートフォン(au回線対応)が 22,000 円安くなるキャンペーンが開催中。
(割引条件は他社から MNP 契約すること。)
アップル直販価格の SIM フリー iPhone12 とのセット購入も対象で au から買うより圧倒的に安くなる。
もちろん月額維持費は MVNO や UQ モバイルに比べれば割高である。ただし年明けにもドコモやソフトバンクの 20 GB 2,980 円対抗プランへの対抗プランが発表される見通しで、途中でプランだけ変更するのも良さそうだ。
激化するキャリアの SIM 単体販売
2020 年は新型コロナウイルスによる不況で大手 3 キャリアはスマートフォンの出荷台数が大きく落ち込んだ。
たとえば NTT ドコモは第1四半期決算にて前年度の 3 割減、額にして約 777 億円の減収を発表。KDDI も前年比 150 万台減で、高橋社長は「5G の出鼻をくじかれた」と嘆く。
しかも端末値引きは 22,000 円までと法改正で厳しく定められたいま、もはや自社ラインアップだけの端末販売に限界を感じているのだろう。
(ドコモは 20,000 円まで割引を実施中。条件はおなじく MNP のみとなっている)
もしかすると今後はソフトバンクも量販店で SIM だけ販売するかもしれない。
そうなると家に眠っていた端末を持ち込んだり、ネットで予めやすく購入した白ロムを持参して契約することも一般的になるだろうか。
まったく先は予想できないものだが、キャリアがここまで追い詰められているのを見るのは初めてであり、新型コロナウイルスが終息しないかぎり厳しい状態が続きそうだ。
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