2011年以来、いち早く新しいガジェットを入手、レビューしてきた筆者。そろそろスマートフォンも一段落したなと思った矢先、新型AIBOがSONYから発表された。
第一回の予約は見送ったのだが、本心は欲しい。なぜ購入の決断に至れないのか。今日はAIに関して書いていきたい。
①想像する未来とかけ離れたAI技術
AI(人工知能と言われる)が搭載されるサービスや製品が次々とリリースされるようになった。代表的な物としてはSoftBankのペッパーロボットが挙げられる。
個人向けではSHARPのロボホン、サービスではGoogle Assistant、AppleのSiriなどがある。これらに共通する物は何かと言われたら「私たちが想像する理想的なロボットとは程遠い」という点であろうか。
CMでよくある「明日の天気は?」とか「音楽を流して」など簡単な命令には答えてくれる。しかしこれはSiriが登場した2011年頃からできた事であり、人間との円滑なコミュニケーションがとれるまでに至っていない。
「あくまでバーチャルアシスタントであって、そもそも趣旨が違う」と突っ込まれればそれまでだが、それでもロボットと円滑なコミュニケーションがとれるというのは多くの人の夢ではないだろうか。
②とても成功しているようには思えないペッパー、ロボホン
「これからはロボットの時代だ」と満を持してペッパーを発表した孫正義社長。筆者もかなりワクワクしたものだが結果的には債務超過の大赤字を出している。更にSHARPのロボホンも流行っているとは思えない。
(去年11月に発見したロボホンの白ロム。結果的にこうなるのは悲しい)
その後、6万円ほど安くなったWi-Fi版がリリースされているがガジェット好きな筆者の周囲でも持っている人をまだ一人も見たことがない。流行ったと言うには程遠いだろう。
③AIの今後が問われる新型AIBO
というわけで新型AIBOも同じような運命を辿ったらどうしようと迷っているのである。他社と異なるのは90年代に一度リリースされ実績があるということ。
「本当に成長しているの!?」と日々の進化を感じる事ができない製品であれば、少なくとも筆者はAIと呼ばれる物に一切期待しなくなると思う。
最後に
とはいえ、何だかんだ言いながら本心はとても欲しい。外に出られないお年寄りや、一時的にでもち小さな子供の相手ができるレベルであれば素晴らしい。
本体価格、保険もろもろで約36万円。さて、どうしようか。