2017年はとにかく「ベゼルレス・スマホ」な年だった。日本でもGalaxy S8が大ヒットし、AppleもiPhoneXをリリースしたことで、しばらくベゼルレスブームは続くのかもしれない。
筆者もS8、Note8、iPhoneXと一通り買ったのだが「縦長すぎて、どうもあまり感動できない」というのが正直な感想だった。それをいい意味で壊してくれたのがLG V30+。
①忘れられた横幅と軽さ
LG V30+を手にとってまず思うのが「横幅がしっかりしている」という点。iPhoneXやGalaxy Note8にはなかった感覚。初めて持つや否や「これだ、ベゼルレスに欠けてた感覚は!」と口にしたくなるほどの小さな感動。
(au版はいつも通りLGとのコラボである isai のマークが)
更にエッジではないフラットなディスプレイにも注目したい。これは湾曲ディスプレイを苦手とする人に朗報だろう。
更に言うと本体が158gと非常に軽い。ケースなどを装着すれば若干重くなるにせよ、6inchのハイエンドスマホで150g台は十分な合格点だろう。
②ついに搭載された有機ELディスプレイ、これは賛否両論か
そして話題の1つの有機ELディスプレイ。これは賛否両論が激しいだろう。これも率直な感想だが「Galaxy S8やiPhoneXの方がキレイかな?」と感じる。
SamsungがGalaxyで培った結果なのか、それとも個人の好みによる物なのか。クッキリ鮮やかな事に変わりはないのだが、GalaxyやiPhoneの有機ELとは何かが違う感覚。
(iPhoneXやNote8とは何かが違う。説明しろと言われても難しいのだが)
しかし幸いにもRGBが自由に設定できる仕組みになっており、自分好みに調整できるのは素晴らしい配慮だ。ベゼルレスにしてよかったと思える大事な要素だと思った。
③珍しくキャリアの手が加わってないスマホ
キャリアモデルと言えば無用アプリ。LGV35ではこれらを隠すことが可能で、ディスプレイがキレイにできる。更にLGのプリインアプリなども今回は皆無に等しい。
(プリイン以外にも「電話アプリ」など重要なものすら非表示にできる)
(何の変哲もないホーム画面、プリインアプリが一切ない理想郷)
カメラや音楽は凝っているが余計なアプリなしで楽しめてしまう。さっぱりしたUIが好きという方にはピッタリの一台ではないだろうか。
ここまでのまとめ
ベゼルレス・スマホといえば「横幅が狭い」という印象が大きく、Xiaomi Mi Mix以来あまり楽しめずにいた。ただLG V30+にはしっかりとした横幅がある。
エッジなしのディスプレイが懐かしく、そして軽い。キャリアのプリインアプリは非表示にできるし、LGアプリは皆無に等しい。よって第一印象は全く文句の付けようがない。
次回はカメラや生体認証、惜しい点に触れていきたい。続きはこちら