前回は外観やディスプレイについて触れた。今回は生体認証やカメラに関して簡単にレビューしていきたい。
(今回のisaiはauの手が加わっておらず非常にカッコイイ)
①生体認証がいくつか加わるも、信頼性は大丈夫なのか!?
LGの指紋認証は常に背面にあり今回も同じ。精度に関しては言うまでもなく優秀で、生体認証はこれだけでも十分だろう。しかし時代の流れなのか、流行りの顔認証が追加されている。
(笑ってしまうのが、似たような顔でロック解除されることがあるという表記)
ただし安全性は低いようなので使わない方が無難だろうか。試みとしては嬉しいが、iPhoneXくらいの自信を持った顔認証が望ましい。
そして驚いたのだが、LGV35には「音声認証」なる物が存在している。”wake up”など自分の声を登録すると、それでロック解除ができるのだ。これには最も感動した。声が小さいと解除されないのだが、慣れれば実用的だろう。
(音声認証はau版にしか存在しないという噂もあるのだが・・)
LG V30+すげぇ!!声認識という物があって、声でロック解除できる( ^ω^ )
意識高く、英語でWake up!!と登録した結果がこちらww pic.twitter.com/EYQ3uqOR7w
— Skyblue (@skyblue_1985jp) January 14, 2018
②カメラの強さは「広角」に尽きる
スマートフォンの目玉機能の1つはカメラだろう。昨年モデルと同様、「標準」と「広角」を任意で使い分けられるのが大きな特徴だ。
例えば、だいぶ後ろに下がらないと被写体を撮影できないようなところで、一人だけ余裕で撮影することができてしまう。5~6人で集まってセルフィーを撮る際にも広角が活躍するはずだ。
(まずは標準カメラで撮影したもの。)
(続いて同じ場所から広角で撮影。信じられないほど広く撮れている)
画質に関してはズバ抜けているわけではないが、全然悪くもない。惜しいと言えばフロントカメラが500万画素という点だろうか。今年度のハイエンドモデルは軒並み1000万画素超えのフロントカメラを搭載しているため、人によっては物足りないかもしれない。
最後にF値1.6は非常に便利。iPhone8 Plusでは真っ暗になってしまうような場所でも明るく撮影可能。ここは素直に喜びたい。
(実はこれ、とても暗い場所で撮っている。その割にノイズが少ない)
後は豊富な撮影モードがあるが、多すぎるため割愛。プロ仕様というよりはエンターテイメントに富んだカメラと言える。うまく利用すればSNSを盛り上げられるはずだ。
(撮った写真をすぐプレビューできるモードがあり、意外と便利)
③アプリの表示比率も変更可能
ベゼルレスになって課題となった1つに「アプリが対応しきれていない」というものがある。一応、それを解決できる手段としてアプリの表示比率が変更可能だが、どうやらアプリ側で対応する必要があるようだ。
対応しているのはauアプリかAntutuくらい。Twitterから何からほぼ皆無なのだが、ここはゆっくり改善されるのを待つしかないだろう。
とはいえ横幅がしっかりしているので動画視聴は快適そのものだし、画面分割も捗るので特に言うことはない。
ここまでのまとめ
去年、顔認証で盛り上がったGalaxyとiPhoneXだが、LG V30+もしれっと対応しているのには驚いた。au版だけという噂もあるが、音声認証も中々の実用性があって面白い。
カメラの画質も好みの違いはあるにせよ、全然悪くない。更に狭い場所で広く撮りたい「広角派」の人にはむしろ、今季これしかないのでは?と言えるくらいの完成度だ。
次回はいよいよ、惜しい点を挙げていく。ダメ出しできる部分はほとんどなくて、本当に惜しいなという点を挙げていきたい。