オーストリア滞在 3 日目、楽天モバイル無料サポータープログラム のSIM によるローミング通信が役に立っている。
ところが滞在 3 日目にして興味深いことが発覚したので記録として残しておきたい。
ある程度テザリングすると制限がかかる
ウィーン到着後しばらくは推奨端末の nova lite 3 をルーターとして「テザリング」利用していた。
ところがある程度の通信をしたところでデータ通信が途切れるようになり、ついには場所を変えても復活しない事態となる。
「またバグかな、現地ネットワークが不安定なだけかな」と思ったところでテザリングをオフにする。
【検証】楽天モバイルを海外でテザリングするとデータ途切れます(TOT)
テザリングをオフにすると元気になります(;゜0゜) pic.twitter.com/jJrU9onkPq
— Skyblue@オーストリア (@skyblue_1985jp) October 24, 2019
すると nova lite 3 単体でのデータ通信が可能となった。ここで筆者は「海外でのテザリングは制限があるのではないか」と疑問を抱いた。
Galaxy Fold では再現されない
ここで 2 枚目の SIM を nova lite 3 に入れたところ再びテザリングが使えるようになった。
(1人複数申し込めてしまう問題で 3 枚持っている)
そして予想どおり、ある程度のデータ通信を使うとテザリング利用時にデータ通信が一切できなくなった。
では非推奨端末である Galaxy Fold はどうかと言えば、こうした制限がいっさいない。
nova lite 3 で制限かかった SIM を入れてもテザリングがずっとできている。これは一体どういうことなのか。
別の視点からも考えてみる必要がありそうだ。
推奨端末の APN プロファイルが怪しい
そういえば日本国内で VoLTE 通話ができるのも nova lite 3 だけで、筆者の環境では非推奨端末での通話がどうやってもできない。
どうやら推奨端末にプリセットされた APN でしか通話できないように思われる。(Xperia などの例外はあると聞いてはいる)
ということは、楽天モバイル推奨端末の APN は VoLTE 通話を有効化させて海外でのテザリングを制限する仕掛けがあると仮定できないだろうか。
その仕掛けを入れられない非推奨端末(例えば Galaxy Fold )では国内でVoLTE が使えず海外でのテザリング制限もない。
最後に
「VoLTE が使えるのは推奨端末だけ」というのは楽天の経営視点から見れば理解できないでもない。
しかし同社は当ブログに対して「一切の制限はない」とブログの修正依頼を送ってきた過去がある。
楽天モバイルです。無料サポータープログラムにお申し込み頂き誠にありがとうございました。ブログ記事を拝見し訂正頂きたい箇所がございます。弊社はSIMロックやIMEI制限を一切行なっておりません。(1/2)
— 楽天モバイル (@Rakuten_Mobile) October 13, 2019
にも関わらず実質的な制限がみられるのは悲しいことであるし信頼を失うことに繋がってしまう。
あるなら「ある」ないなら「ない」とスタッフの誰もが統一した認識をもたない限り誰にもお勧めできない MNO となってしまうだろう。
お得感を大きく見せるより、正直に書いてくれた方が好印象なのでぜひ改善をお願いしたい。
また無料サポーターの方はぜひ海外の環境で起きた情報をお寄せ頂ければ幸いだ。
追記
この記事を公開してから、何やら日本国内の au ローミングエリアにおいてもテザリングが切断されるという意見が Twitter で多く寄せられた。
もしかしたらテザリングが途切れずに続くのは楽天モバイル圏内だけかもしれない。あくまでも推奨端末に限った話にはなるが、もし検証された方がいれば情報をおよせ頂ければ幸いだ。
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