Felica ではない海外のおサイフケータイ、 NFC Type A/B を日本でつかう方法に関して記事をかいた。
そのなかで「三菱 UFJ 銀行の VISA デビットカードがあれば出来そう」ということで早速申し込んだのだが、諸事情でまだ届いていない。
困ったなと思っていたところにフォロワーの kwatts さんから検証報告を頂いたので許可をえてご紹介することにした。
NFC 搭載 Android であれば基本的に NFC 決済できる
Kwatts さんによれば利用した端末はファーウェイ Mate 10 Pro 。確かに NFC 対応であり前記事に書いた環境さえあれば日本にいながら海外と同様の NFC 決済ができる。
三菱UFJ-VISAデビットカード届いたので早速MUFG Walletに登録。
FeliCa非対応のHUAWEI Mate10 Proで使えるのか試してみた。しっかり使えましたよ。
おサイフケータイ無くてもスマホ決済できる!
下手なQRコード決済よりは速いね( ̄ー ̄)bグッ! pic.twitter.com/TycDJsdbYt— Watts3 (@kwatts_631205) October 26, 2019
ツイートから利用履歴のスクショが添付されていて「おぉ、使えている」と感動した。
「そんな無理に使ってどうするの?」というご意見もいただくのだが、日本でもクレカのタッチ決済が盛り上がりつつあるのだ。
日本の VISA カード公式ページでは「これからの VISA は "タッチで支払う”」と大きく謳われており意気込みが伝わってくる。
(UFJ VISA デビットでシンガポールの地下鉄に乗車できるはず)
かざすだけの NFC 決済はもはや世界標準になっていてロンドンやシンガポールなどバスや電車に乗れる場所すらあるのだ。
滞在中のウィーンの街でも基本的にはクレジットカードに Wi-Fi マークがあって NFC 決済に対応していない方が少ない。
タッチ決済の何がいいの!?
クレジットカードは磁気をスワイプして暗証番号を入力し数秒まつ必要がある。
決済金額の大きな買い物なら何の問題もないが、数百円の決済で並ぶレジでは会計スピードという点で Felica を使いたくなる。
要するにタッチの魅力は「高速」な決済であるため、Felica に対抗すべくクレジットカード会社が日本でも取り入れつつあるのだ。
(画像は筆者の ANA SFC カード。Wi-Fiマークが付いている)
もちろん外国人のクレジットカードの多くが NFC に対応していることもあって、インバウンド需要としても国内で増えていくだろう。
最後に
クレジットカードの歴史はながく QR コードのようにもう新たな規格が出てきたりしない。そうした点では世界共通といえる。
日本では Wi-Fi マークのあるクレジットカード単体での利用だけが一般的であるが、少しずつスマートフォンに取り込んで決済する仕組みが増えてきても不思議ではない。
とおい海外だけの話と思われた NFC Type-A/B 規格はこれから主流になる素質を持っている。興味ある方は少し面倒だが 三菱 UFJ 銀行に口座を開設して Android 端末に設定してみよう。
今は使える場所が少なくとも、達成感だけできっと楽しいと感じるはずだ。
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