日本時間午前2時に開催されたアップルの開発者会議WWDCにてiOS15が紹介された。
新機能の紹介は他メディアに譲り、本記事ではアップデート対象が2015年モデル(iPhone6s/6s Plus)さらにiPhone SE第1世代にまで及ぶAndroidへの影響に触れていきたい。
諸外国に比べてiPhoneシェア率の高い日本では、Android離れが加速する可能性が否定できなくなってきた。
すでに66%がiPhoneユーザー
6月7日付けのマイナビニュースによると2021年4月の国内iOSシェアは66%に及び、スマホ利用者の2人に1人以上の割合でiPhoneを持つ人がいることが発覚した。
またMMD研究所の調査によると、2021年3月時点でもっとも普及している機種は1位iPhone8/iPhone8 Plus、2位iPhone7/7Plusで同じ機種を4~5年使う長期ユーザーが多いことも分かってきた。
iOS15がiPhone7と8がともにサポート対象となったことで、修理やバッテリー交換をして更に1~2年使いこむ人も出てくることだろう。
もはや顧客の想像を上回るアップデート頻度であり、Android OSシェアは33%からさらに減少するかもしれない。
2回のOSアップデートでは戦えない
ちなみに2015年の代表的なAnddroidと言えばXperia Z4、Z5、Galaxy S6/S6 Edgeが挙げられる。
これらは2回のOSアップデートが実施され Android 7まで引き上げられた。しかしOS自体は古く、やがてLINEアプリの最新版がインストール不可になる日が来ても不思議ではない。
Android OS開発を手掛けるGoogle社のPixelシリーズも3年間のアップデートを謳ってきたが、6年間サポートはやろうと思ってできることではない。
こうした製品寿命も視野に入れた端末選びを考えると、日本におけるiPhoneシェアはまだまだ伸び代を残しているだろう。
4インチ台iPhoneが加速するか
さて2015年以降のOSアップデートが決まった事で旧世代の中古品がふたたび注目を浴びそうだ。
特に日常利用するには Apple Pay、耐水を備えたiPhone7がいまだに人気で天モバイル UN-LIMIT VI にも対応する。
しかも秋葉原では相場が急落しつつあり9,980円から入手可能。SIMロック解除すればドコモ、au、ソフトバンクおよび各社MVNO全てが利用できるだけでなく、iPod Touchとしても活躍するだろう。
(古すぎる事が気になる人は15,000円台にまで下がってきたiPhone8の選択肢もある)
とにかくアップは強い。同社は以前からiPhoneを100%リサイクル素材で製造したり、パッケージの付属品を減らすなどの環境配慮に取り組んできた。
そうした取組みを製品寿命の延長にまで波及させる事で同社の株がまた上がりそうだ。そして日本におけるAndroidシェアはどう推移していくだろうか。。。
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