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ドコモ終了のお知らせ。UQモバイルの月額990円(税込)戦略が強すぎる・・・

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KDDIが本日発表した「UQでんき」とUQモバイル回線のセット割引が強すぎる。

報道によればUQモバイルの音声回線ユーザーが「UQでんき」を契約すると携帯電話料金が毎月580円割引され3種類のプランが以下の価格になるという。

 

3GBプランに至っては1,000円以下となって、1人暮らしでもMVNO並の料金が実現される。

この戦略の一体何が凄いのか。なぜドコモが終了してソフトバンクは終了しないのかについて筆者の見解を書いていきたい。



料金引き下げが「ショップ」で完結する

プレスリリースによれば全国のauショップは今後はUQモバイルも取り扱うようだ。

1つの店舗でau・UQどちらも扱うことで人件費と家賃を効率化するだけでなく、au料金を割高に感じる顧客をその場でUQモバイルに移行させる事ができる。

すべて自分でこなすpovoと異なりUQモバイルには店頭・電話サポートがあって、auショップに行くだけで料金引き下げが完了することになる。

これは既にソフトバンクも実施している方法で、料金を割高に感じるユーザーをワイモバイルへと誘導する。ちなみにワイモバイルは契約者数が500万人を越えていて今後はUQモバイルとの熾烈な争いになるだろう。

 

サポートに弱いドコモ

ではドコモはどうかと言えば顧客を誘導するサブブランドがそもそも存在してない。

頼みの"ahamo"は「サポートなし」で必要な手続きは全てユーザーによる操作が求められ、ショップに助けを求めると3,000円の手数料が請求される。

無事にahamoに移行できたとしても、今度は電話サポートが一切ない。スマホ操作に自信が持てない高齢者などは置き去りにされる事となり65歳以上が3,600万人の日本では「顧客サポート」の点で不利なのだ。

もちろんMVNOと提携して小容量のライトプランを模索するなど努力はしている。ただし実現したところで「UQでんき割」を越える割安さをアピールできるだろうか。

(OCNモバイルONEとの提携という噂もあるが・・・)

「UQでんき割」が衝撃すぎて既にに難しく思われるし、仮に実現できたとして店頭・電話サポート付きUQモバイルおよびワイモバイルの付加価値には到底及ばない。

いわば「松竹梅」とブランドを分けていたKDDIとソフトバンクは松から竹に移行することで功を奏し「松」しか持たないドコモは右往左往しているわけだ。



すべてが中途半端なドコモ

楽天モバイルはもいま全国にショップが立ち始めている。同社は携帯電話事業こそ弱いもののAmazonに次ぐ巨大ECサイト楽天市場で過去最高益を上げている。

また楽天カード、楽天銀行、楽天証券など同社サービスを複数利用することで楽天市場での還元率が大きくなるSPUプログラムが好調で「楽天経済圏」と呼ばれる顧客の囲い込みに拍車がかかる。

KDDIはauじぶん銀行、au PAY、au PAYカード(クレカ)、au PAYマーケット、Pontaポイント等を提携させスマートマネー構想と呼ばれる経済圏構築に向けて着実に歩みを進めている。

ソフトバンクは「ヤフー」の名称は残しながら各種サービス呼称を PayPayブランドとして同様の取り組みが進む。

このように通信、金融、EC、投資などで顧客を囲い込む「経済圏」による収益がこれからの通信会社に共通しているのだが、NTTドコモだけは確たるイメージがまだ見えてこない。

世界の巨大IT企業GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)に対抗すると意気込むNTT澤田社長は総務省との接待問題で、本日減給処分が報道されていた。

本当に大丈夫だろうか。個人的にはドコモを応援しているが矢継ぎ早に飛び交うニュースに悲観せずにはいられず、今日のUQモバイルに関するニュースはそれに拍車をかけてきた。。

リンク:プレスリリース

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