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【第2回】格安SIM、MVNOのデメリットについて話をしよう【日々変わる情報編】

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第1回目では「SIMカードの再発行と受け取りが大変」という趣旨を書いた。今回は初心者の方、いや中級者でも直面するMVNO事情を話したい。

 

せっかく勉強した事が翌月には過去のものとなったり、新しい端末からSIMの適応条件が変わっていたり、とにかくコロコロ変わるのが通信業界。「へー、そうなんだ」くらいに読んで頂ければ幸いだし、下記の情報を全て知っていた方は自信を持って頂きたい。



①よく変わるau系格安SIMの利用条件

例えばmineoやUQ mobileなどau系MVNOはサービス開始当初、auスマホのSIMロックを解除する必要が全くなかった。挿してAPNを設定すればすぐ使えたし、mineoは親切な設定手順書が同封されるため設定も難しくない。かなり昔、筆者がYoutubeにUPした動画内でもロック解除せずにGalaxy S5(UQ mobile利用)をご紹介した。

(無制限SIMの検証動画。13万回も閲覧頂いた数少ない筆者の動画)

ところが翌年、VoLTE SIMが本格導入されると「SIMロック解除されたauスマホでない限り挿しただけでは使えない」という仕様に変わり、多くの人が状況・情報を理解するのに苦しんだ。

(2014年には影も形もなかったMVNO向けVoLTE SIM)

そこから2年少しが過ぎた2017年。再びSIMロック解除せずとも挿して設定さえすればau系MVNOのSIM(VoLTE)が利用できるようになった。ただし、2017年8月以降に発売された端末に限った話というのを一体どうやって知り得ただろうか。

 

こうしたニュースは業界関係者やスマホを趣味とする方には敏感だが、それ以外の方はよほどの事がない限り知り得ないだろう。それどころか白ロムなどの販売現場ですら最新の情報をよく理解していない場合がある。

 

②ドコモ端末でテザリングができるようになった件

ドコモ系MVNOは、ドコモから発売される白ロムを利用するとテザリング機能を使う事ができなかった。改造でもすれば話は別だが、SIMロック解除されたとて関係ない。

 

ところがこの問題も、2016年の夏頃からしれーっと解決された。例えばGalaxy S7 Edgeなどではテザリングができるようになったし、それ以降の機種も同様だ。ただしドコモ側が公式に公開した情報ではないため、あくまで「非公式」だったりMVNO事業者も(わざと?)最新の機種は動作保証していないことがある。

 

だから今後、また塞がれる可能性だって十二分に考えられるし、潰されないかもしれない。ここまでの情報戦になると初心者の方はお手上げ状態になるだろう。スマホをルーターとして使いたい場合は尚更だ。



最後に

大手3キャリアであればショップやコールセンターに電話すれば正しい情報を解説してくれるし、新しい情報はすぐ全社に共有されるため、ひたすら信用すればいい。消費者が勉強することは特にないと言えよう。

 

一方でMVNO業界の最新の情報は、一部の知っている人だけが当たり前のように知っていて、これからMVNOを利用したい方が躊躇するという現実に繋がっている。間違って端末やSIMを契約したら大変なことになるし誰も保証してくれない。

 

調べるだけ調べて、分からない部分は詳しい人に聞いてみるといいだろう。意外とすんなり解決するかもしれないし、誰にも分からないことは避けるという手段もありだ。低価格が売りのMVNOなのだから情報戦を制して賢く使っていきたい。

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