突如として発表された教育向けの新型iPad 2018。iPhone7と同じA10チップセットを搭載しながら税別37,800円と、かなり低価格だとして話題。もはや慣例だが最低容量も32GBとなり、学生以外でも気軽に買いやすい。
だがこれが、中古市場の既存iPad Air2に大きな影響を与える気がしてならない。どういうことか書いていこう。
①2014年発売のiPad Air2、秋葉原の中古はまだ3万円以上する
iPad Airよりも薄型でパワフル、RAM2GBという点で3年以上ロングセラーなiPad Air2。容量や状態にもよるが、2018年3月28日時点で秋葉原の相場は3万円前後。
(まだ余裕で戦えるiPad Air2。Bluetoohキーボードも豊富)
SIMの入るセルラーモデルや容量の大きい64GB以上になれば軽く4万円近くにまで達するのだ。この大量に出回っている在庫、一体どうなるだろうか。3年以上前のモデルにそこまで払うなら「新型iPadをAppleで買った方がいいのでは!?」という見方が当然でてくるはず。
②値下がったiPad Air2を選ぶメリット
では、仮に大きく値下がったとして「いくらなら買いたい」と思うだろう。あまり見かけなくなったが未使用品ならば30,000~32,800円が理想だろうか。とすれば当然ながら中古の理想価格は20,000~28,800円くらいとなるだろう。
もし、上述した理想価格に近づいたなら買うメリットはあると思う。理由は「本体の薄さがiPad2017、2018よりも圧倒的に薄い」という事実だ。Apple Pencilを使わない人でゲームもしないのであれば、2画面分割に対応したRAM2GBのiPad Air2は超薄型という面でまだ戦えるはず。
最後に
まさに今、iPadを探しているという方は少し静観するといいだろう。このままでは中古よりも新品を買った方が安いのは目に見えており、中古iPad Air2を扱う白ロム業者も価格の見直しを迫られるかもしれない。
待ってもAir2の中古価格が改善されないのであれば堂々と新型iPad 2018をAppleから買おう。1年間のメーカー保証付きは大きい。そして中古価格がガクンと下がるのであれば超薄型というメリットのあるAir2を買うのもありだ。両者ともに10inch以下なので、Microsoft officeが無料で利用できる。さぁどうなるか。今週末あたりの動向をチェックしておこう。