OPPOのフォルダブル端末「OPPO FIND N2 Flip」のグローバル展開が始まった。
アジアでは台湾が2月25日発売と聞き、思わずエアチケットを購入。発売日に合わせて現地のOPPOストアを訪問した。
(台北駅)
今回は当日の様子やファーストインプレッションをレビューしていきたい。
発売日には120人の来店客でいっぱいに・・・
まず驚いたのは、発売初日におおくの来店客で賑わっていたことだ。
(台湾の秋葉原とも言われる三創地区)
あまりの多さに整理券が配布され、いったんは混雑が解消。筆者はなんとか当日在庫を確約してもらい、94番目まで5~6時間待つことに。
(順番が来るとLINEでお知らせがくる仕組み)
スタッフによれば初日の来店予定者数は約120人で、日本では考えられない人気ぶり。
台湾におけるOPPOの市場シェアは第3位で、2023年末までに2位のサムスンに追いつく勢いだという。ちなみに1位はアップルで、東アジアにおける地位は安泰のようだ。
価格は約14万2,000円、グローバル保証付き
順番が回ってきてお会計を済ませると、スタッフがデータ移行を手伝ってくれた。
(みんな開封作業をするのでテーブルがカオス)
価格は台湾31990 台湾ドル(約14万2,000円)で1年間のメーカー保証付き。Androidとしては珍しいグローバル保証で、海外のOPPOストアでも対応できるらしい。
箱の中にはクリアケース、ACアダプター、ケーブルが付属。また発売記念特典としてスマートウォッチもプレゼントされた。
スタッフにれば、パープルよりもブラックの人気がたかく発売日から完売。
台湾全土で入手困難らしく滑り出しは順調すぎるようだ。
初代モデルにして高い技術、一部でGalaxy越えも
前置きが長くなったが、いよいよ実機をみていこう。
本体のサイズ感はGalaxy Z Flip4とほぼ同じで、一件すると「Galaxyを真似して巨大なサブディスプレイを搭載しただけだ」と批判されるかもしれない。
しかし実際にはOPPO独自の技術力が散りばめられ、中にはすでにGalaxyの水準を超える物もある。例えば側面のヒンジ部分をご覧頂きたい。
(側面には音量キーと指紋認証センサーがある)
Galaxy Z Flip4には多少の隙間があるのに対し、OPPO FIND N2 Flipは完全に閉じている。おかげでンパクト感が増して小さなポケットにも収まりやすい。
それでいて開いても折り目がめだちにくく、完成度の高さに驚かされる。
ディスプレイには保護フィルムが装着済みで、乾燥している指でも指紋が目立ちにくい。
全体的にヌルヌルサクサクの操作感で、折りたたむ途中でスタンドにすることも可能。
スピーカーの音質が素晴らしくGalaxy Z Flip4のそれを凌駕している。
バッテリー容量も600mAh上回っており、エンターテイメント重視ならGalaxyよりお勧めできるかもしれない。
サブディスプレイは発展途上
ところで目玉機能とも言えるサブディスプレイにも注目したい。
大きさは3.26インチ有機ELで現時点では「飛んできた通知に反応する」ことがメインになっている。
OPPO FIND N2 Flip、Twitterの通知読める(*´艸`*)
リツイート、いいね、定型文での返信なら端末開かずに処理できて便利。こういうのでいいんだよ😆 pic.twitter.com/DNfVQgsxdz
— Skyblue@バンコク (@skyblue_1985jp) February 26, 2023
Twitterでは「いいね」、リツイート、定型文による返信が可能。
定型文は編集できるため、簡単な返信であればデバイスを開く必要がない。また大きなディスプレイはセルフィー撮影に適しており映り方を存分に確認できる。
しかもスタンド代わりになるからTiktokeやYoutube Shortといった縦型コンテンツの撮影には最強ではないだろうか。
ただしサブディスプレイは現時点で発展途上であることも事実。例えばコントロールパネルで「テザリング」や「NFC」をON/OFFすることができない。
またセルフィー撮影以外の機能にはストップウォッチ、天気予報、カレンダー、OPPO製ワイヤレスイヤホン操作しか存在せず、いくら何でも少なすぎる印象だ。
OPPOはアップデートで機能を増やすと宣言しており今後の改善に注目していきたい。
OPPO FIND N2 Flipは買い?
このように、OPPO初のフリップ型にも関わらず全体的に技術力がとても高い。
スマホの性能を示すAntutuベンチマークは80万スコア前後でGalaxy Z Flip4と比べても遜色ない。
小さなサブディスプレイのGalaxyに満足できなかった人は間違いなく買いだろう。
いっぽうでOPPO FIND N2 Flipは防水、ワイヤレス充電を備えていない。またサブディスプレイを含めたソフトウェアは発展途上であるため、いま自分に必要な機能が何であるかをよく比較検討する必要がありそうだ。
今後しばらく使ってみて、カメラや新しい使い方をTwitterでレビューしていきたい。
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