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ファーウェイ「Mate X3」実機レビュー│メリット・デメリット

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やってしまった。また悪い癖がでて滑ってしまった。

バンコクの電気街、MBKセンターに「Huawei Mate X3」が入荷していた。

それも中東地域のグローバル版で価格は約28万円。ご存知のようにファーウェイは米国の制裁を受けており、5Gにもグーグルにも非対応。

しかしオタクなので関係ない。いつの間にか気を失い、気づいたら買っていたわけだ。さっそく使ってみたのでレビューをお届けしたい。



閉じているのを忘れる軽量ボディ

まずはスペックから見ていこう。Huawei Mate X3はSnapdragon 8 Gen 1+、ROM256/512/1TB、RAM12GB搭載のハイエンドで、メイン:7.86インチ、サブ:6.4インチ有機ELディスプレイ(ともにFull HD+)を採用する。

5000万(標準)+1300万(超広角)+1200万画素(望遠)3眼カメラ、800万画素インカメラ、Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax、防水(IPX8)、NFC、ワイヤレス充電、HarmonyOS 3.1等に対応。

最高の見どころは軽量化されたボディだろう。フォルダブルは平均的に重量250~260gで、ポケットに入れるとズッシリ感を伴ってくる。

「Mate X3」は239gという驚異的な軽量化を実現。前作「Mate X2」から50g以上も軽くなり格段に扱いやすくなった。

(Xiaomi 13 Ultraと厚さではほぼ変わらない)

おかげで閉じた時の操作はフォルダブルであることを忘れてしまう。開いた時も重さを感じにくいため、片手でホールドながら電子書籍も読みやすい。

これだけの薄型でありながら、スピーカー音質もなかなかの重厚感があってエンターテイメントにも向いている。

Youtube、Hulu、NetFlix等の動画コンテンツを再生中に内側に折りたためばスタンド代わりに。

IPX8防水のため、水が飛んでくるプールサイドでの利用もバッチリなのだ。

米国からソフトウェアを規制されているだけに、ハードウェアにおいてファーウェイの技術力が健在であることを世に知らしめたと言えるだろう。

スマホの性能を現すベンチマークは約105万スコア。ゲームを含めて大抵の操作には問題ない。

これでグーグルと5Gに対応していればサムスンの「Galaxy Z Fold4」に十分対抗できるはずだ。

 

Lighthouseを使ってGMSアプリを入れる

さて、実際に使うにはグーグルアプリがやはり不可欠。しかし中国版と比べてグローバル版は導入方法が限られており、「Huawei Gallery」からlighthouseを使って導入した。

Huawei IDでログイン後、地域をマレーシアに設定すればChrome、Gmail、Mapといったお馴染みのアプリが動作するようになる。

ただし「Play Store」がダウンロードできず、各アプリはサードパーティ製のストアから別々にApkを取得してインストールしなければならない。

またVISAタッチ等のGoogle Payも使えないが、グーグル認証が必要な楽天やAmazon系アプリが軒並み動作してくれたのは救いである。

不便に見えるが、これでも制裁開始直後の2020年頃に比べてGMS環境は整いやすくなっているのだ。



世界トップクラスのカメラは健在

さて、気になるカメラ性能も見ていこう。2018年からライカと協業していたファーウェイは、一時スマホのカメラでは世界トップクラスの水準に君臨していた。

ブランド提携終了となったいま、独自のXMAGEブランドで新たな技術開発を進めている。したがって画質が悪くなったという印象はない。

以前よりも背景がボケやすくなり、2メートル以内の被写体もアパーチャを使わずに撮影する事が多くなった。

別売りのNMCardで256GBまで容量を拡張できるため、クラウドストレージを使わず写真や動画を存分に楽しみたい人には嬉しい仕様だ。



デメリットは発展登場なソフトウェア

さて、デメリットにも触れておきたい。今回もっとも惜しいと思ったのはOSである。

グーグルとの取引を禁止されたファーウェイは、自社の独自OS「Harmony OS」で動いている。Androidアプリとの互換性があるものの開発の歴史はまだまだ浅い。

一度に受信できるWi-Fiの数が少なかったり、アプリのウィジェットが乏しかったり、ヌルヌル・サクサク感が足りないといった印象が否めなかった。

また冒頭から述べているようにグーグル圏内での主要アプリは無理やりインストールしなければ利用できない事から、まったくお勧めできる製品ではない。

ただし手間を手をかけて使いやすくカスタマイズしたり、普通の人とは違う物を持ちたい人には堪らない1台であり、価格次第ではそれなりに需要がありそうだ。

フォルダブルはサムスンを筆頭にOPPO、VIVO、Xiaomi等が続々と投入しており、Mate X3は各メーカーを大きく刺激したことは間違いだろう。

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