ここ数年、高スペックのAndroidスマホが過去に例をみない程に高騰している。
とりわけAQUOS、ソニー、サムスンといった主要メーカーのハイエンドモデルに顕著で、Xperiaに至っては5年間でほぼ2倍になっているのだ。
2019年 | Xperia 1 | 11万2,320円 |
2020年 | Xperia 1 II | 13万3,360円 |
2021年 | Xperia 1 III | 17万8,000円 |
2022年 | Xperia 1 IV | 19万2,320円 |
2023年 | Xperia 1 V | 21万240円 |
(Xperia 1 Vの価格が判明しているauモデルで比較)
この調子でいけば来年は22~23万円、2025年には24万円に突入しても不思議ではない。ハイスペック端末はもう諦めるしかないのだろうか。
今回は筆者の視点からハイエンド端末との向き合い方を提案したい。
MNP契約で回線割引を適用させる
諦める前に目を向けたいのがMNP割引だ。多くの場合、他社から乗り換えると最大22,000円の回線割引が適用される。
au Xperia 1 Vの場合、UQモバイルから移行しても同額の割引が適用可能。それでも高額であることには変わりないが、価格に対する印象はだいぶ変わったはずだ。
さて、ここからどうするかが問題だ。この金額で24回払いを選択すると毎月7,843円。通信費用を入れると軽く1万円を越えてしまうことになる。
4年間ガッツリ使う自信がある人は48回払いにしてもいいだろう。しかし2年毎に買い替えたい人には都合が悪い。
返却プログラムを活用する
そこで検討したいのが返却プログラムである。
これは端末を48分割購入して2年後にキャリアへ返却するプログラムで、残りの残債を免除してくれる仕組みだ。au Xperia Vの場合、48分割した価格を23回支払う。
24ヶ月目に返却すると残り83,280円が免除され、実質10万4,960円で使えたことになる。
リセールバリューが悪いと言われるAndroid端末だが、購入時に買取価格を保証してもらうことで安心して利用することができるわけだ。
携帯電話もサブスクという考え方
こう書くと必ず反論がとんでくる。「10万円払って手元に残らないってどうなの」という意見で、あながち理解できなくもない。
ただ、よく考えて見てほしい。私たちの生活はいま「買う」から「借りる」時代に移行しつつあるのだ。
(筆者は過去に40万円のPCをソフトバンクで返却している)
車を買わずにレンタカーを借りる。動画はDVDを借りずにNetFlixに加入する。中には毎月新しい洋服が送られてくるファッションのサブスクもあるらしい。
これまで考えられなかった物が次々とサブスク化する中、携帯電話もその1つになったという見方もできないだろうか。
紛失や盗難が心配な場合は保証が用意されており、手元に残したくなった場合は一括購入もできる。
今年はiPhone15 Proシリーズも高騰する噂が流れており、返却プログラムは今まで以上に注目されそうだ。
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