ちょうど2年前の春、ソフトバンクがフォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」をリリースした。
しかも5G対応というロマン溢れる商品なのだが、如何せん価格が40万円。とてもじゃないが気軽に購入できる金額ではない。
そこで活用したのが「トクするサポート+」プログラム。48分割した本体価格を24回支払って2年後に返却する。すると残り24回分の残債が免除される仕組みだ。
ただし同プログラムは疑問を持つ人も少なくない。とくに「中古で売却するのと何が違うの?」とか「落とし穴はないの?」といったもの。
今回、ちょうど2年間使った端末の返却と新機種買い替えを終えたので、返却プロセスと2年間の合計支出をご紹介したい。
購入したショップに足を運ぶ
まずは購入先のソフトバンクショップに足を運び、新しい機種を購入する。
筆者の加入しているプログラムでは返却と同時に機種の買い替えが義務付けられているのだ。ここでは最安タブレット「Lenovo Tab6」を36,720円で一括購入。
(この買い替えが落とし穴と言えそうだ)
買い替え端末は一括払いの他、ふたたび2年後に返却する「新トクするサポート」を利用することもできる。
イメージと違ったのは店頭で端末が回収されなかったこと。「端末返却キット」が貰えるので、自宅で準備して配送する流れになる。これは少し非効率に感じた。
「端末返却キット」で返送すれば終わり
以下は実際の返却キットなのだが、何のことはない、タダの段ボールである。
この箱にはショップで印刷される「添え状」と初期化した端末を入れる。返送して受理されれば20万1,240円で買い取ってもらえる計算だ。
嬉しいポイントは割れ、ヒビ、電源不良といった致命的な状態でなければ満額になる点。いっぽうで普通に売却した場合、もちろん傷や使用感は減額の対象。
現在の相場では7~8万円にしかならないようだ。
つまり「ThinkPad X1 Fold」を普通に購入&売却した場合、2年間の総支出は32~33万円。対してプログラムを使った場合の総支出は20万1,240円。
汚れを気にせず思い切り使ったのに、プログラム有りの方が12~13万円お得になった。
タブレットの損失を入れてもまだ安い
さて困ったのはタブレット。仕方なく購入したものの使い道がない。
調べたところ14,000円で売却可能らしいので、未使用のまま売ることにした。損失費用を合算すると2年間の総支出は22万3,960円。
それでもまだ通常購入&売却より7~8万円安く、プログラムを利用して本当に良かったと思う。
Android・Windows端末は利用価値が高い
というわけで「トクするサポート+」は予想以上に「超」お得な結果になった。
見方を変えれば、それほどにAndroid・Windows端末は買った瞬間に価値が大きく目減りしてしまうのだ。
だからこそ、欲しい端末が高額すぎる場合はぜひ返却プログラムを検討してみよう。新しく導入された「新トクするサポート」では端末買い替え義務が撤廃。
ソフトバンク「トクするサポート+」も2年後の買い替えが不要に。
iPhone13 Pro 128GB
→月3,000円
13 mini 128GB
→月2115円
と店頭契約後の維持費が安くなりました。ドコモより安い(;゜0゜) pic.twitter.com/IDndNQ6Uw2— Skyblue@バンコク (@skyblue_1985jp) September 27, 2021
(買い替え義務は2021年9月になくなった)
回線契約義務のあった頃は「実質的な4年縛り」と言われていたが、そんなイメージも払拭され、今まで以上に使いやすくなっているはずだ。
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