9月27日、ソフトバンクは新料金プラン「ペイトク」をラインアップした。
30GB、50GB、データ無制限の3種類でラインアップされ、加入するとPayPay決済の還元率が高くなる。
還元率5%を誇る「ペイトク無制限」は毎月最大4,000円戻ってくるため、家族割や固定回線割引を併用すれば実質3,128円に抑えられる。
同プランは10月3日より受付開始され、還元率の上がるキャンペーンが複数開催予定。PayPayを使った買い物が多い人は「ポイ活」も捗るだろう。
しかし通常の無制限プランと比べて料金が高く、訴求ポイントである還元率の魅力が薄れている点も見逃せない。今回は各プランの注意点を解説したい。
「ポイ活」と「無駄遣い」を履き違えている
まずは「ペイトク30」から見ていこう。同プランは月額7,425円にも関わらず、データ容量は30GBでポイント還元は最大1,000円分のみ。
だとすれば同じ30GBのワイモバイル「L」を選んでポイ活しない方がお得だ。「ペイトク30」より2,310円安く、無駄にお金を使う必要がない。
（ワイモバイルが良心的にみえる）
厳しい言い方をすれば「ペイトク」が如何に割高であるかを自社で証明してしまっているのだ。
次に「ペイトク50」は50GBにも関わらず「メリハリ無制限+」より1,100円割高。この値上げ分を相殺するには毎月22,000円以上のPayPay決済が必要になる。
つまりPayPay決済が22,000円以下の月は損になる。また84,000円フルにPayPay決済しても値上げ分のせいで実質1,400円分しかお得にならない。
(LINEMOの方が幸せになれるはず)
さらに最上位の「ペイトク無制限」も通常の「メリハリ無制限+」より2,200円割高。この分を差し引いた場合、毎月8万円決済しても1,800円分しかお得ではない。
むしろ値上がった分が仇となり、毎月のPayPay決済金額が44,000円以下だと損することになる。これのどこがお得だと言うのだろうか。
そもそも「ポイ活」とは、お金をかけずにポイントを沢山貰うこと。「ポイント=お金」と考えるなら、無駄使いせずに節約することが一番のポイ活だ。
サービス開始直後の倍率アップのキャンペーンを併用すれば多少お得に見えるのかもしれない。
しかし今回のプランは「ポイ活」ではなく「無駄使い」であり、お金をかけずに楽しむ真のポイ活とはかけ離れた印象だ。
リンク：ソフトバンク
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