iPadOS17でサポートされたUVCが話題だ。
iPadをディスプレイとして使うことができる機能で、YouTuberがこぞってレビュー動画を上げている。
筆者も試したところ驚くほどキレイ。今回は個人的に試した手順や方法、使ってみた感想をシェアしたい。
初期費用は2,000円前後
今回利用するのはキャプチャーボードと映像入力アプリの「EasyC@M」。第5世代 iPad Pro12.9を使って検証することにした。
キャプチャボードはAmazonで探すのがお勧めだ。家電量販店では5,000円以上の物が目立ち、ちょっと試すには勿体ない。基本的には1,000円台の製品で十分だ。
「EasyC@M」Youtuber瀬戸弘司氏がお勧めしていたアプリで、初回のみ250円が発生する有料版になっている。
手順は至ってシンプル。キャプチャーボードのHDMI端子を映像出力させたいデバイスに接続して「EasyC@M」アプリを立ち上げるだけ。
今回は超小型ノートPC「GPD WIN Max 2」を接続しWindows OSを投影してみた。
ログインした様子が次の画像。
あっという間にWindows環境の出来上がり。UMPCやスティック型PCであれば出先で使うのに便利かもしれない。
なお当たり前の話ではあるが、タッチ操作やiPad専用キーボードは利用できない。ここではトラックパッド付きBluetoothキーボードを用意した。
ゲーム映像は綺麗すぎ!!
さて、驚いたのがゲーム映像の出力だ。GPD WIN MAX2でストリートファイター5を立ち上げると、その美しすぎる映像に魅了された。
遅延はゼロではないが、プレイに支障がでる程でもない。コントローラーを用意すれば十分遊べる印象だ。
正直、一人で遊ぶならテレビに出力した方が早いだろう。どちらかといえば外出先で友人や家族と遊ぶのに捗りそうである。
運用場の課題とこれから
もちろん課題も存在する。まず充電しなければiPadのバッテリーが減っていくこと。使いながら給電するには別途アクセサリーが必要になる。
もう1つはキャプチャアプリが簡易的すぎること。とにかく映像を映し出すだけで、細かい微調整や設定ができない。
始まったばかりの機能なので無理もないだろう。この辺りが改善されれば持ち運べるモニターとしてのiPadがより注目されるかもわからない。
利用したHDMIキャプチャーボード