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UQモバイルは5月22日、新しい料金プラン「ミニミニプラン」、「トクトクプラン」、「コミコミプラン」を発表した。
6月1日より提供開始となり、現行の「くりこし +5G」は5月31日で受付を終了する。本稿では料金プランの特徴と今後の展望を筆者の視点で解説したい。
小・中容量は「固定回線」がないと不利
結論から書くと小・中容量プランは固定回線を持つか家族で使うことが前提の価格になっている。
あまり使わない人向けの「ミニミニプラン」は月額2,365円でデータ4GB。固定回線とau PAYカードがあれば半額以下の1,078円で利用できる。
(従来の節約モードが利用できる)
固定回線がなくても家族2人以上で「家族割」を組めば月額1,815円。au PAYカードを持てば月額1,628円で維持できる。
ところが固定回線もau PAYカードもない単身世帯には不利で、現行「くりこし +S」と比べて維持費が737円も高い。これは値上げと言えるだろう。
楽天モバイルを意識した「トクトクプラン」
中容量の「トクトクプラン」は固定回線とau PAYカードがあれば1GB以下990円、1GB~15GBまで2,178円の2段階制。
まるで楽天モバイルのような価格で割安だ。
(節約モードは利用不可になっている)
固定回線なしで家族割を組む場合、1GB以下1,727円、1~15GBまで2,915円。(au PAYカードがあれば187円安くなる)
固定回線もau PAYカードもない場合、1GB以下2277円、1~15GBまで3,465円。
やはり固定回線なしでは1人での利用が不利になっている。
一長一短の「コミコミプラン」
さて、3つ目の「コミコミプラン」は賛否両論ありそうだ。
プラン内容は「毎回10分間の通話定額+データ容量20GB」で月額3,278円。NTTドコモの格安プラン「ahamo」を意識した構成である。
(節約モード非対応であるのも残念)
特徴としては固定回線や家族利用といった割引条件がなく、1人でもお得に利用できる唯一のプランになっていること。
ahamoと比べて308円高く海外無料ローミングはない。ただし無料通話が10分間と多めに設定され、ドコモと十分に戦える内容となっている。
1人でもお得に使える点は素晴らしいが、見方を変えれば固定回線や家族割がないのは不親切。外出先で20GB使う人が固定回線なしで過ごせるだろうか。
KDDI側の都合に顧客が振り回される印象が拭えない。
BIGLOBEモバイルが脚光を浴びる?
値上がったことで顧客の反発は必至だろう。しかしKDDIとしては想定内であり、今後は1人世帯に対してBIGLOBEモバイルを推奨してくるかもしれない。
(固定回線が無くても3GB 1,320円と割安)
BIGLOBEは2017年、KDDIの100%子会社として買収されている。
以降、予算がある人にはau、節約したい人にはUQモバイル、予算がない人にはBIGLOBEモバイルという3段階の価格戦略で着実に顧客を取り込んできたのだ。
(iPhoneはAPN設定不要でBIGLOBE表記に)
この構図は菅政権による携帯電話料金引き下げで崩れかけたが、今回のUQモバイル値上げにより再び意識されてくるだろう。
0円維持できるpovoブランドも合わせればKDDIの料金プランは実に豊富。いずれにしても、現行料金を使いたい人は5月31日までに契約しておこう。
公式サイトからMNPで契約すれば16,000円分のキャッシュバックが受けられる。
リンク:UQモバイル
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