Lenovoの最新フォルダブル端末「moto razr 40 Ultra」がやってきた。
過去最大の3.6インチ・サブディスプレイを搭載し、デザインと実用性の両面で大きく進化。
狭額ベゼルのおかげでスタイリッシュに仕上がり、前作からガラリとイメージが変わっている。
まだ数日しか使っていないが、第一印象編として感じたままをレビューをお送りしたい。
基本スペックはそのまま、デザインを刷新
まずは外観とスペックから見ていこう。
基本スペックはSnapdragon 8 Gen 1+、ROM 256GB/RAM 8GB、ROM 512GB/RAM 12GB搭載。6.9インチ有機ELディスプレイ(Full HD+)を採用する。
1200万画素+1300万画素2眼カメラ、3200万画素インカメラ、リフレッシュレート165Hz、Wi-Fi a/b/g/n/ac/6d、指紋認証センサー・顔認証、ワイヤレス充電、3800mAhバッテリー、Android 13等に対応。
前作からバッテリーが300mAh増量、生体認証に「顔認証」が追加されて使いやすくなった。
巨大ディスプレイ搭載で重くなるどころか、前作より17gの軽量化に成功。無駄が徹底的に排除されているのだ。
ネットワークはnano SIM+eSIM(中国版はシングルSIM仕様)で日本を含むグローバルバンドをカバー。
底面はレザー調に仕上げられ、照明を浴びるマゼンダがとても美しい。モトローラはシックで大人びたカラバリが多いだけに、攻めの色が採用されるのは新鮮だ。
閉じた状態ではヒンジ部分に隙間が生じないため、小さなポケットにもスッポリと収まりやすい。
(右側面には指紋認証センサーと音量キー)
今まで折り畳みに興味がなかった人も、思わず目を留める出来栄えではないだろうか。
サブディスプレイが贅沢すぎる
では、今回の目玉でもあるサブディスプレイを見ていこう。まずはカメラ領域まで進出する狭額っぷりをご覧頂きたい。
単純に大きいだけではない。高速144Hzリフレッシュレートに対応しており、スクロールは信じられない程に滑らか。贅沢すぎるスペックだ。
ここでは時刻、天気、カレンダー、旅行日程といった基本情報の表示や、Wi-Fi、NFC、機内モードのオン・オフといったコントロールセンターの操作ができる。
(テザリングのON/OFFが重宝している)
ディスプレイ左下にはメール・SNS・着信といった通知が集約され、タップすればいつでも確認できるようになった。
そして便利なのは、確認したらその場で返信できること。
大画面のおかげで文字入力が楽になったのも大事な進化ポイントだろう。
Gboardで漢字変換しながらフリック入力すれば効率よく返信できるのだ。
これだけでも十分に便利なのだが、任意のアプリをサブディスプレイに表示させて使うこともできる。
例えばTwitterアプリを起動するとTLがそのまま再現され、いいね・リツイート・返信が自在にできた。
状況に応じて縦表示にすると文字情報が増えてより使いやすい。
これなら忙しい時でも緊急のメッセージにだけ反応できるし、開閉を減らせばバッテリー持続時間も伸びるかもしれない。
残念ながらFelica非搭載なものの、指紋認証センサーのショートカット機能を活用すれば、PayPayやGoogle Pay(NFC)を起動して決済できる。
うまく表示できないアプリは縦回転で解決することも多く、ゲームでもない限り基本アプリは動作する印象である。
(LINEは閉じたまま通話の発着信ができた)
そして、もう1つ驚きなのがテントモード。本体を半開きにしたままサブディスプレイで動画を観たり、ビデオ通話やセルフィー撮影に活用できてしまう。
布団の上みたいに自立が難しい時はテントのように置けばOK。想像の斜め上を攻めてくる便利さに圧倒された。
これだけ実用的になると他社のフォルダブルとは使い勝手がまったく異なってくる。moto razr 40 Ultraは頭一つ抜きん出たと言えるだろう。
文句なしのハイエンドスマホ
さてメインディスプレイについても触れておきたい。ハイエンドSoC、Snapdragon 8 Gen 1+のおかげで基本操作はヌルヌル・サクサク。
スマホの性能をしめすAntutuベンチマークでは113万スコアを記録した。
オシャレなスマホを使いたい人はもちろん、ゲームを楽しみたい人、縦型コンテンツの撮影に活用したい人まで色んな層にお勧めできる。
MYUI 5.0はデザインへのこだわりが強く、アイコン形状・フォント・壁紙・テーマといった細かい項目のカスタマイズが可能。
筐体デザインだけでも格好いいのに、ソフトウェアUIまで徹底したオシャレへのこだわりようだ。
また今作では新しく「アプリ複製」に対応しており、任意のアプリを5つまで複製できるようになった。
さらに「プライベートスペース」を有効化すれば普段とは別のホーム画面に移行する。誰かにスマホを触らせる時にはアプリやデータを隠せるわけだ。
AI補正が強すぎない自然なカメラ
ここでカメラの作例もシェアしたい。AI補正が強すぎず、鮮やかな色で仕上げてくる印象だ。
欲を言えば光学ズームも欲しいところだが、着実に進化していると思えば今後に期待しても良さそうだ。
この他、夜景等のモードに関してはTwitterにアップしていきたい。
縦型フォルダブルの最強候補に
縦型フォルダブルには「スマホを縦に折る必要なくない?」という否定派が存在している。
(画像はGalaxy Z Flip4)
その主張はもっともで、メールやSNSの利用頻度が高い人にはむしろ不便だろう。
しかし「moto razr 40 Ultra」はサブディスプレイでのアプリ操作を進化させたことで、否定派に流れる空気が変わるかもしれない。
アプリによって本体を開いて使うか、閉じたまま使うか選択できるのは使っていて飽きず、スーツやジャケットの胸ポケットに収まるのは非常に助かっている。
(OPPO Find N2 Flipはサブディスプレイが未発達)
もちろんデメリットがないわけではない。防水性能IP52はまだ水没リスクが否定できず、プールサイドや海辺での利用にはGalaxy Z Flip4に見劣りする。
さらに5Wワイヤレス充電もせめて10W欲しいところ。逆にこれらを克服すれば縦型フォルダブルにおいてGalaxyと二強を形成するかもしれない。
「moto razr 40 Ultra」は日本でのSIMフリー版販売が噂されており、もしFelicaに対応すれば多くの人にお勧めしたい。
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