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けっこう現金主義!イメージと違った香港のキャッシュレス事情・・・

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中国で一般的なQRコード決済、"WeChat Pay"、"Ali Pay"を日本でも導入する企業が相次いでいる。中国は偽札が多く、露天商ですら現金よりQRコード決済を好むそうだ。

 

香港も「同じくQRコード大国なのだろう」と予想したのだが、そんな事なかった。今回の旅行で得たことを記録したい。



①露天商やタクシーは現金のみ

電車やバスがない場所に宿をとったため、今回は空港からタクシーで移動。その際にわかったのだが、タクシーは現金しか使えない。

稀にカードが使えるらしいが、今回利用したタクシーは全て現金のみだった。日本では Suica やクレカが使えるタクシー会社が多いだけに、逆に驚いた。

 

また、中国で主流なQRコードは露天商で利用されることはなく、同じく現金のみ。そもそもQRコード決済は日本と同様、中国人観光客向けのようだ。同じ中国なのに。

 

②キャッシュレスの理想郷があった

一方でタッチするだけの決済は日本が目指すべき社会が広がっていた。日本で言うFelicaは「Octopus」と呼ばれるカードが市場を制しており、スーパー、コンビニ、雑貨屋、交通機関など香港全土に普及している。

(とあるMcDonald。Octopusカードを右の決済機にかざすか、iPhoneを含むAndroidスマホをボタン付き決済機にかざすだけ。クレカは下から挿入すれば利用できる。)

 

強調したいのはEdy、WAON、nanacoなど規格の乱立がないこと、更にバスや電車など交通手段に欠かせないため、誰もが必然的に "Octopus"を持っている事実だ。



③クレジット決済も非接触

もちろんクレジットカード払いも多くの店で可能だが、読み込みやサインなどに時間がかかるため、非接触化が進んでいる。日本でもお馴染みのApple PayやGoogle Pay、そして非接触に対応したクレカが一般的。

重要なのは「Apple Pay対応なら、iPhoneで払いますね」、「Google Pay対応なら、Androidスマホで払いますね」という、当たり前すぎる事が気軽にできてしまうこと。

 

話はそれるが、これが日本だとそうはいかない。日本は店舗に「Google Pay対応してます」という表記があったとしても、その正体はSuica、iD、nanaco、QUICPay、Edyなどのいずれかであり、店側が全てに対応している事は非常に少ない。

(とある日本の自販機。これらの電子マネー全てをひっくるめてGoogle Payと呼んでいるのが日本の現状で、さすがに無理があると思っている)

 

Apple Payも同様、Suica、iD、QUICPayのいずれかを指しており、顧客側のApple Payと店側のApple Payが一致しなければ全く意味がないのだ。

 

そういった乱立がないからこそ、人々は「じゃあ、持ってみようかな」となり店側も「じゃあ、導入してみようかな」となるのではないだろうか。



最後に

キャッシュレス先進国と言われている中国。しかし特別行政区である香港ではQRコードなんてなかったのだ。現金への信頼度も高く、現金のみも普通に有り得るのだった。

 

しかし、規格の乱立がないという点だけで普及率、実用性が一気に高まり、人々の生活に強く根付いているのがわかった。

これを参考に、日本ももう少しキャッシュレス化が進まないだろうか。消費税10%になる来年、2%還元がそのチャンスとなればいいが。

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