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【実機レビュー】フォルダブル「OPPO FIND N3 」を使ってみた│メリット・デメリット

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先日、シンガポールのOPPOストアで「OPPO FIND N3」を購入した。

上品なゴールドとシックなブラックは甲乙つけがたく、迷った末にブラックを選択。

(価格は円安の影響が大きく26万円)

Googleサービスに対応した待望のグローバル版で、OPPOにとっては世界シェア拡大に向けた大きな挑戦。リリースには自信があったに違いない。

しかし実際に使ってみると課題が多く手放しには褒められなかった。今回は筆者の視点でのメリット・デメリットを書いていきたい。



小さすぎた前作の課題を克服

まずはスペックと外観から見ていこう。

「OPPO FIND N3」はSnapdragon 8 Gen 2、ROM 512GB、RAM 16GB搭載のハイエンドで、7.8インチ(サブ6.3インチ)有機ELディスプレイを採用する。

4800万+6400万+4800万画素アウトカメラ、2000+3200万画素インカメラ、顔認証・指紋認証、高駆動120Hz(メイン・サブ)、Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax、67W急速充電、NFC、ColorOS13.2等に対応。

コンパクトで絶妙なサイズ感が扱いやすく、縦長の「Galaxy Z Fold5」と横長の「Pixel Fold」を足して割ったような大きさ。

どちらもサイズ感が合わないという人は、もしかすると「OPPO FIND N3」でジャストフィットを感じるかもしれない。

スマホの性能をしめすAntutuベンチマークは140万スコアを凌駕しており、高駆動120Hzのおかげで重いゲームや3D処理もヌルヌルサクサク。

2画面表示もアプリが絶妙なサイズ感で、画面下のアイコン一覧で簡単に切り替え可能。

この辺りは前作とは比べ物にならない程にスムーズで、気持ちよく利用できるようになっている。

スタンドにすれば動画コンテンツが上半分で再生され、高性能なステレオスピーカーでYouTubeやNetFlixが楽しめる。

音量がきちんと響き渡るので「Pixel Fold」よりも満足感が高いものの「Galaxy Z Fold5」にはあと一歩至らない印象だ。

カメラに関しては最大120倍のデジタルズームを実現。まだ検証中であるが20倍までなら「Pixel Fold」より若干クッキリ映るようにみえる。

(左がPixel Fold、右がFIND N3)

このように前作までの課題を克服させつつ、グローバルデビューには申し分ないスペック。付属品の純正ケースはブラックにマッチしていい感じだ。

今後のソフトウェアアップデートによる進化が楽しみである。

 

カメラが大きすぎて持ちにくい

さて、ここからはデメリットを挙げていこう。最大の弱点はカメラが大きすぎて持ちにくいことだ。

考えてみれば当然のことかもしれないが、インターネット上の画像だけではイメージが湧かなかったのである。

付属品のケースを使えばレンズ部分をカバーできるのだが、それでも複数の指がレンズにあたってしまい文字入力に支障が出る。

基本的にカメラとして使う人、ディスプレイを開いて使う人には問題ないが、閉じた状態でも入力作業が多い人には残念ながらお勧めできない。

 

片手で持つと閉じやすい

もう1つのデメリットが「ヒンジ」である。同モデルは今回、折り目が見えにくいことで話題を呼んだ。

確かに目立たないのは素晴らしいが、ちょっとした角度での固定が難しいという副作用を持っている。

例えば電子書籍を読みやすいように折り曲げても、ヒンジが固定しにくく片手で持つと平らに戻ってしまう。

両手で持ったり深く折り曲げることが前提になっており、ちょっとした折り目は固定できない。この辺りは「Galaxy Z Fold5」や「Pixel Fold」に軍配があがる。

 

UIの作り込みが甘い

さらに残念だったのはUIの作り込みが非常に甘いことだ。前作「OPPO FIND N2」は中国大陸版のせいか優れたウィジェットに溢れていた。

今回もそれを期待したのだが、やはり難しかったのだろか。とりあえずグローバル仕立て上げただけの印象が強く、OPPOの独自性が見られない。

これでは「Galaxy Z Fold5」の足元にも及ばないし、ソフトウェアの使いやすさでも「Pixel Fold」に大きく軍配が上がってしまう。ワクワク感がない。

これはOPPOに限った話ではない。優れたスペックを誇る「Huawei Mate X3」も然りで、グローバル向けのUIが未発達が課題になっている。



総評

「OPPO FIND N3」は絶妙なサイズ感と最高のスペックで、全体的には本当によくできている。

とくにカメラやスピーカー性能は「Pixel Fold」を凌ぐ勢いで、世界中のOPPOファンに受け入れられそうだ。

しかしカメラが大きすぎること、ヒンジ部分が緩いこと、未発達なUIが満足感を大きく下げてしまっている。

くわえて防水やワイヤレス充電もなく、記録的な円安も相まって日本導入はかなり難しいと思われる。

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