知る人ぞ知る技というか、DSDS(同時待受)可能な端末では多くの場合、SIMの2枚目でFOMA SIMが利用できる。今までZenfone3シリーズをはじめ、FOMA契約を残したい需要は未だに多い。
(関連記事:FOMA SIMが使えることもある、DSDSのメリットとお勧め機種の話)
ところが4G+4G(DSDV)対応のHuawei Mate10 ProではFOMA SIMの利用ができず、他の機種への注目が高まっていた。Zenfone5(Z)は真のDSDV。ネットではFOMA使えたという声があったのだが、実際に検証しないと気がすまず、検証結果を記録しておきたい。
①まずはXi契約をFOMA化する!!(技適のあるSIMフリー端末を持ちむ)
まず前提条件として、Y!mobileとdocomo Xi SIMを挿したDual VoLTE状態でドコモショップへ行く。Zenfone5Zには技適があり、かつSIMフリーであるためバリュープランでFOMA化してもらうことに成功。
(技適を見せている場面。特に細かくは見られなかった)
めでたくFOMA化に成功。ちなみに先日契約したHuawei P20 ProのXi SIMなのだが、本体だけ欲しかったのでSIMは不要になっているわけだ。特価BLで割引もないし。
②見事にFOMA SIMを認識!VoLTE表示が消えて3G化を確認!
注目していただきたいのが、ショップへ持ち込む前の次の写真。Y!mobileとドコモの組み合わせでDual VoLTEが実現していた。
(右上に小さくVoLTE1、VoLTE2という表記がある)
そして次の写真がFOMA化の手続きが終わった直後の写真だ。今までVoLTE表記になっていた物が消えた事に注目したい。
(VoLTE1の表記が消えたものの、通話SIMとして認識している。4GはY!mobile)
試しに151に電話すると問題なく3Gのまま繋がった。しかも何の設定もなく繋がったため特に難しい事もないだろう。
最後に
日本で先行したDSDV搭載のHuawei Mate10 ProでFOMA SIMが認識しないと話題になり、他機種も同じ仕様になるのではないかとFOMAユーザーが懸念を示していた。
今回の検証では特にそうしたFOMA封じのような物はない。ただ、あくまでもメーカー非公式であり、いつ仕様が変わるか分からないため責任は負えないので注意されたい。