Suicaアプリを安売りしないJR東日本が重い腰を上げた。なんと、みずほ銀行口座からダイレクトでモバイルSuicaにチャージできるサービスを発表。一瞬、「へぇ」などと思ったのだが、よく考えてみたら既に筆者は「みずほ、じぶん、JNB」など複数の銀行からモバイルSuicaにチャージしている。
つまり、このアプリ無くして銀行口座からモバイルSuicaにチャージする方法は既に存在しており、Androidにも応用がきく。単純な仕組みなのだが、詳しくみていこう。
①モバイルSuicaアプリに「LINE PAYカード」を設定する
オワコンと言われ始めたLINE PAYカードだが、モバイルSuicaチャージにはちょうどいい。まずはSuicaアプリにクレジットカードとして登録する。
(言うまでもないが、誰でも作れるプリペイド式クレカがLINE PAYカード)
(iPhoneのモバイルSuicaアプリ。下4桁から設定完了を確認)
②LINE PAYカードにみずほ銀行口座を登録する
今度はLINEアプリを開き、LINE PAYの項目へ移動。銀行口座の項目を選び、インターネットバンキング用の情報を入力すると連動が完成する。
(ゆうちょを含む、実に様々な銀行と連携できるのはLINE PAYカード唯一の強み)
③Suicaにチャージしたい金額を登録した口座からLINE PAYへ入金
例えば5,000円チャージしたいのであれば、登録したみずほ銀行口座から5,000円をチャージする。
(塗りつぶしているが、みずほ銀行の下に口座番号などが表示される)
(5,000円チャージされ、先程236円だった残高が5,236円に)
あとはもう簡単だ。モバイルSuicaアプリを開いて、チャージしたい金額を選ぶ。今回はそのまま5,000円をチャージしよう。
(ちなみにAndroidでやる方はモバイルSuica公式ではなくGoogle PayのSuicaアプリを使おう。こちらは年会費が無料なだけでなく、1円単位でチャージできるはずだ。)
(無事に5,000円がチャージされた事を確認して終わり)
LINE PAYカードを経由することでひと手間かかるが、みずほ銀行に限らず複数の銀行口座からチャージできる点が素晴らしい。
最後に
キャッシュレス社会が進むというが、企業の私利私欲でプラットフォームが統一されそうにない。期待していたLINE PAYのQRコード決済は独自決済端末が必要だそうで、既存のFelica勢力に追いつく事は難しいだろう。
ひとまずSuicaは持っていて間違いはない。活かせていない方は是非、この方法を実践してみてほしい。暮らしが非常に便利になるはずだ。