前回の続き。au, Softbank iPhoneの正規契約SIMによる通話・SMS・データ・テザリングを確認したわけだが、書ききれなかった検証結果をまとめておきたい。(技適の確認ができていないこと、あくまで香港版での検証であることに注意)
(前回の記事:【検証】香港版 iPhone XS Max、日本でDSDSを試した結果・・・)
①Y!mobile、UQ mobileの動作も確認
au系MVNOのUQ mobileはVoLTE SIMであればテザリングまで利用できた。また、Y!mobileもn101、n111 SIMにて動作を確認済み。同社のiPhone専用SIMであるn141 SIMは例のごとく専用プロファイルを利用すれば同じくテザリングまで利用可能。
(10月2日追記:UQ mobileはテザリングがなぜか不可になっており通話・データのみ動作確認済)
(UQ mobileはau、Y!mobileはSoftBank表記となる)
Y!mobileにはSIMに種類があるため、念の為区別をつけておこう。
(関連記事:意外と知られていない!?Y!mobile iPhone専用SIMの話)
一通りSIMを検証して思ったのは、どんなSIMを入れても日本版とほぼ同じ挙動をするということ、そしてSIM2枚を入れた際の相性などは保証が全くできないことだ。
②日本版iPhone XS MaxにDual SIMトレイを入れてみた結果・・・
これは半分ネタなのだが、香港版のSIMトレイを日本版に入れたらSIMが2枚認識するのでは!?と本気で思っている人がいる。ダメ元でやってみたところ、案の定1枚しか認識しないのだが見方を変えれば2枚目のSIMカードを収納できることになる。
ネタとしては面白かったが、やはり物理SIMは中国・香港・マカオのみが2枚挿しに対応しているという検証結果が得られた。
③Apple Care+について
Apple製品は新品を開封してから90日間の電話対応サポート、1年間のハードウェア保証が付帯している。延長したければApple Care+に加入できるのだが、担当者がよく理解していないと「海外版は加入できない」と言われる事があるのを覚えておこう。
(念の為オンラインで確認したら加入可能になっていた。たぶん大丈夫だとは思うが、Appleのスタッフによっては混乱するという事だけ頭に入れてこう。)
高額商品なので心配な人は加入できるまで交渉した方がいいかもしれない。
最後に
2回に渡ってお送りしたが、FOMA SIMが利用できない、APN設定が1つしかできない点を除けば日本版よりも非常に面白い仕様であることがわかる。
Appleとしても初のDSDSであるため、APNの件はアップデートで解消できるかもしれないし、今後も検証しながら使っていきたいと思う。興味ある人は色んな人のレビューを見ながら購入するといいだろう。