日本では手に入らないスマートフォンは、今まで通販サイトからの輸入か、秋葉原のお店に頼り切っていた。病気で入院していた時期があり、海外へ買いに行くなんて考えられなかった。
今回、たまたま香港へ行く機会があったので、現地でMate20 Proを購入。その結果、輸入価格と現地価格の興味深い違いが見えてきた。
①Mate20 Pro現地価格は約97,800円
まず現地で購入したMate20 Proだが、日本円にして約97,800円。消費税というものがないので、これ以上にはならない。自分で持ち帰るため、無論送料なんてない。
(903特売店という、香港にいくつか存在する携帯ショップで購入。店内撮影は禁止の店が多く、これ以上近寄れない)
では、これをExpansysなどの海外通販サイトで購入するとどうなるか。
②海外通販サイトもしっかり利益を求めている
日本人スタッフが常駐し、対応が丁寧で安心できるExpansys。ここから何台スマホを購入したか忘れた程お世話になっているが、今日のMate20 Proの価格がこちら。
税抜き121,885円とある。良心的とはいえ、2万円は上乗せしていることになり、香港現地価格よりも高いということになる。そしてエグいのが税抜きという表記。
日本の税関を通過する際、消費税が発生するため、後から8%(9750円)が徴収されることになる。送料なしで考えると、輸入時の総額は131,635円となる。
③価格次第では現地へ買いに行く方が安い
ということで、(現地価格+業者の利益)×消費税(8%)=輸入価格なのだという答えが見えた。人気機種であればあるほど、業者の利益分が大きくなるのだろう。
端末が高くなるほど消費税の負担額は多くなり、更に来年には税率が10%になる。こうなると、いよいよ買いに行った方が安いかもしれない。実際、今回の香港旅行は航空券、宿代、空港利用税など全て含めて27,800円だった。
(空港から遠いところだったため、宿代が一泊3200円とあり得ない安さ)
最後に
出張でよく香港に行くなど、恵まれた環境にいる人なら羨ましい限りだが、逆に飛行機が苦手とか、海外旅行自体が怖いという人がいても不思議ではない。
確かに現地価格は非常に安いが、輸入に頼るのが悪い事だとは全然思わない。むしろ、時間と労力をお金で買うという選択は合理的だし、何より本人が納得する価格であればいいと思うのだ。日本輸入時の消費税は悔しいが(笑)