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消費税10%とオリンピックで加速するか、日本キャッシュレス社会の夜明け・・・

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いよいよ1年後に迫った、久しぶりの消費税アップ。100円の物を買えば10円、10万円の買い物で1万円の税金が発生するのだから2%とは言えダメージは大きい。ただ、この増税をきっかけに日本におけるキャッシュレス社会化が加速する気がしてならない。

 

というのも、クレジットカード利用時に2%還元される救済措置を政府が打ち出しているのをご存知だろうか。もしそうなれば、現金のみのお店も「クレジット会社に手数料を支払うのは嫌だけど、お客さんが来なければ元も子もない。」となり、キャッシュレス導入を迫られるだろう。

 

注目したいのはクレジットカード、Felica、QRコードのうち、どれが最も普及するのかという点だ。今回は筆者の独断と偏見で2年後の予想を書いていきたい。



①便利そうで普及する気配のない、QRコード決済

今、docomoや楽天、LINEなどがQRコード決済の導入に躍起になっているが、増税やオリンピックまでの2年以内に全国を網羅させる力があるだろうか。そして来日する外国人がd払いやLINE QRコードを使うだろうか。

 

(ヨドバシのポイントカードアプリ。ネット接続に若干の時間がかかってしまう)

 

どう考えてもNoという答えしか出てこない。懸念材料はもう一つある。QRやバーコードは決済時にオンラインへ繋ぐのだが、スマホがお店のWi-Fiなどに自動接続されて通信エラーを起こす事があるのだ。

 

そうすると更新ボタンを押してやり直したり、支払いがワンテンポ遅くなったりする。NFC不要というメリットの反面、規格乱立などデメリットも目立つ。

 

②クレジットカードのワイヤレス化、Felica本格対応が無難路線か!?

ならば、日本人も訪日外国人も納得がいくキャッシュレスは何なのか。突き詰めて考えれば長年の歴史を持つクレジットカードだろう。ただし、逐一カードを読み込むのではなく、お財布ケータイのように、決済端末にピットかざすタイプが増えると予想する。

上の画像は香港でよくある決済方法。写真真ん中にVisa paywave、MasterCard Paypassが見えるだろうか。日本でも徐々に広がりつつある、非接触型決済対応クレカ。外国人の保有率がとにかく高く、日本でも普及すればオリンピック時に役立つこと間違いないのだ。

 

今クレジットカードを持っている人は、きっと1~2年以内に、非接触決済対応カードへの切り替え案内が来るのではないだろうか。



③Felicaは統一へ向かうか、全部受け入れられるか!?

Suicaは使えるのにEdyしか持っていなかったら、同じFelicaとて意味がない。長年の課題とされてきたが、ここで企業同士が手を繋ぐか、それとも販売店にFelica規格全てを読み込む決済機を導入させるのか。

 

Suica、Edy、iD、WAON, nanacoなどの乱立は日本人だけでなく外国人にとっても良くない。いっその事、政府が国策としてFelicaを全て一つにするよう動いてくれたら嬉しいが、それも難しいだろうか。

 

 

最後に

香港へ行って少しは見えてきた、日本が進むべきキャッシュレスの道。紙幣への信頼が強い日本では、ある程度の現金主義は残っていくだろう。ただし、キャッシュレス化は日本人だけでなく訪日外国人も考えなくてはならない。

 

そうなれば、海外でも主流な非接触型クレカ決済がまずは有力な候補になるのではないだろうか。更に規格がバラバラなままのFelica規格も店側が全規格を受け入れるか、政府が国策としてまとめるなどすれば、今までとは540度は違うように生まれ変わる。

 

キャッシュレスが進まないと言われていたが、増税のタイミング、その翌年の東京オリンピックに向けて一気に風向きが変わってきたかもしれない。あと2年でどれくらい変わるか、楽しみで仕方ない。



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