新型コロナウイルスの影響で収入が激減したフリーランスや個人事業主に政府が最大 100 万円の給付金を出している。
これは広告やアフィリエイト収入で生計をたてるブロガーや Youtuber にも該当し、事業所得として確定申告をしていれば受給の対象となり得る。
手続きはインターネット申請が可能。 10 万円の給付金と異なりしっかりしたシステムが構築されている。
筆者も 5 月に申請したら給付されたので算出方法や給付までの期間について記録したい。
昨年より 50% 売上ダウンした月が対象
まずは給付の対象になるかチェックしてみよう。
2020 年 1 ~ 4 月のうち新型コロナウイルスの影響で前年比 50 % 以上ダウンしている月が 1 ヵ月でもあれば対象となる。
ここに申請サイトに出ている例を抜粋した。
ブロガーや Youtuber はそのまま Adsense 収益だと思えばいい。
表をみると前年比で 50% 以上落ちたのは 2020 年 4 月で、この月の収入をもとに受給額を算出することになる。
算出方法は 2019 年度の事業所得 300 万円から 13 万円 × 12ヵ月 を引いたもの。
つまり 300 - 13 × 12 = 144 万円。上限を超えた 44 万円はカットされ、この場合は支給額 100 万円が決まるわけだ。
ちなみに 50 % 以上ダウンした月が複数ある場合は、それぞれ受給額を算出して 100 万円の上限にちかい月を選択できる。
確定申告の書類をスマホで撮影
提出する書類はスマートフォンのカメラで撮影し、jpeg ファイルでアップロードするだけで OK。
そのほか振込を希望する銀行の通帳、身分証明書なども同様にスマホで撮影する。
(公式サイトより必要書類を抜粋)
この過程であえて手がかかるとすれば「売上台帳の作成」だろう。
Excel などのソフトで自作するのだが、➀稼働日、②取引先会社名、③摘要、④売上金額をしっかり明記しないと書類不備になる。
例として売上 13 万円の 4月分を作成するとこんな感じ。
Adsense 収益だけなら日付と自分の名前を書けば OK 。
ちなみに Excel ファイルではアップロードできないので、スクリーンショットを撮って jpeg ファイルで提出しても大丈夫だ。
振込は 1 ~ 2 週間、条件は緩和されやすい
筆者の場合 5 月 25 日(月)に申請して、振り込まれたのが 6 月 2 日(火)だった。
売上が50%以上落ち込んだ月があって、税理士さん指導のもと持続化給付金申請したら無事に頂けました😭😭😭😭
個人事業主で事業所得としてブログやYouTube収入を納税している方向けにやり方をまとめますね。生き残って納税を続けましょう。 pic.twitter.com/zbGNbmzYPq
— Skyblue (@skyblue_1985jp) June 1, 2020
通常約 2 週間かかると言われているが、書類に不備があると E メールがきて呼び出されたりするらしい。
給付金申請はいつ行っても遅くはないので、担当部署に問い合わせたり公式サイトの動画をみたり疑問を解消してから申請しよう。
ちなみに「持続化給付金」はあとから給付条件がどんどん緩和され、事業所得以外にも雑所得などが認められるかもしれない。
状況が次々とかわるので、最新状況は給付金申請の公式ページを参照しよう。
またこの給付金は課税所得となるのでしっかり納税していきたい。
リンク:中小企業庁
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