世に言う格安スマートフォンという物を利用する人が一般的になってきた。筆者の母はOPPO R15 Neoを利用しているが、非常に快適だと言っている。なぜ安いのかと言えば理由は様々だが、共通しているのはチップセットだ。
(画像はOPPO R15 Neo。5GHz帯には非対応だ)
極論を言えばゲームや動画編集などに向かないチップセット(Snapdragon400番台など)であるがために安いのだが、もう一つ知っておきたいのはWi-Fi 5GHzアンテナの有無だ。
①知っておきたい2種類のWi-Fi電波
ご自宅や職場などで次のようなWi-Fiの飛び方を見たことがないだろうか。
ルーターから2つのSSIDが飛んでおり、末尾に"a"および"g"などと振ってあるパターン。前者が5GHz、後者が2.4GHzという周波数の違いなのだが、格安スマホには2.4GHzしか対応していない事がしばしばある。
②5GHz帯のメリットとデメリット
5GHzは高速のため、アプリなどの重いダウンロードが圧倒的に速い。また、端末のOSやソフトウェアアップデートなど、その他のデータ受信もサクサク快適に行われる。
しかし壁などの障害物に弱いため、隣の部屋に行ったり屋外での利用が電波法により禁止されているため、利用範囲が狭いのがデメリットだ。
最後に
もしも格安スマートフォンを選ぶ際、予算などに余裕があれば5GHz帯に対応している物を探してみよう。高速なデータが受信できるだけでなく、ルーターが不調で片方のSSIDが不調の際、調子がいい方を選んで確実に通信できるようになる。
選び方は非常に簡単。スペックの対応Wi-Fi規格一覧を見て「IEEE802.11 b/g/n」とあれば5GHz帯非対応、「IEEE802.11 a(ac)/b/g/n」とあれば5GHz帯対応。少しマニアックな話になったが、豆知識くらいに読み流して頂ければ幸いだ。