4月 5 日、韓国で Galaxy S10 5G がリリースされた。同時に、世界に先駆けて5G 商用化がスタート。
ところが早速、2 つの問題に直面しているようだ。
① 速度が遅い、エリアが狭い
Business Korea によれば「エリアが圧倒的に狭く、思ったほどにスピードが出ない」というクレームが相次いでいるという。
それはそうだろう。 LTE と同様、普及には数年かかるので自然なことだと言える。
始めのうちは、狭いエリアに利用者が集中し、速度低下を起こすことはよくある話だ。
② 5G から LTE への切り替えできず
もう一つ相次いでいるクレームは「5G から LTE エリアへ移動する際、データ接続が途切れる」こと。
一旦データ接続が途切れた場合、本体を再起動しない限り通信が復帰しないとのこと。
いわゆる「ハンドオーバーがうまくいかない」という問題だろうか。
③キャリア側は問題を受け入れず
最悪なのは、ネット上に書かれたクレームに関してキャリア側が否定していること。
Korean Telecom は「今まで一切のクレームはなく、ネットワーク機器に問題もない」と主張。顧客に適切な対応をしていない。
原因は何であれ、新たな技術ではトラブルがつきもの。
徐々に改善すると思われるが、せっかく世界に先駆けて 5G をスタートさせただけに、少し残念な展開となった。
筆者もできれば来月、韓国で 5G 最前線を調査してきたい。
参照記事:Galaxy S10 5G Users Complain They Have Trouble Switching from 5G to LTE