世界のスマートフォン市場が縮小し始めている。北アメリカでは第1四半期に、5 年ぶりの市場減と報道された。
アップル CEO ティム・クック氏は「スマホの買い換えサイクルが伸びた」ことを指摘しているが、その要因は世界で増え続ける「スマホ修理屋」の存在にある気がしてならない。
①「買い換え」から「修理する」時代くるか
先日訪れた香港、深センでは修理屋が街中の至るところにあった。
平日で暇なのか、「修理いかがですか」と呼び込みする人も散見される。
中には部品だけ売る店舗もあり、分解できる人は自分で簡単に直せてしまう。
故障したら気軽に相談して修理する習慣が根付いており、技術力も相当に高い。
こうした文化では、スマホ出荷台数も下がるわけだ。
②日本への波及も始まっている
実は日本でも秋葉原を中心に、スマホ修理屋は増え始めている。
閉店した白ロムショップの跡地に開店するケースも珍しくない。
(確かキーボード専門に売ってたお店の跡地に最近できたお店)
全国規模に展開する「じゃんぱら」は各店舗で iPhone 修理を受け付ける
また「けっこう安い」でお馴染みイオシスは「スマホ修理王」を子会社化。東京・名古屋・大阪で Android 修理も開始した。
こうして、「買い換える」だけでなく「直して使い続ける」習慣は日本でも広がりつつあるのだ。
最後に
6 月からは NTT ドコモの「分離プラン」が始まる。買取ショップに持ち込まれる未使用品の数が減り白ロムは少なからず高騰するだろう。
そうなれば余計に「買い換え」よりも「修理する」選択肢を選ぶ人が増えても不思議ではない。
物を大切にする日本の文化で、新たに発展するのではないだろうか。
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