世界の IT 産業をリードする"GAFA" の一角、アップルがこのところ調子悪い。
iPhone の売上不振が続く中、10日に発動されたトランプ大統領の関税引き上げにより、これまで対象外だったアップル製品に 25 % 課税の対象になる見通し。
泣きっ面に蜂の中、Google にも叩かれ続けているのだ。
①止まらぬナイト・シフトキャンペーン
Google は自社の Pixel 3a を発表・発売すると同時に、 iPhone とのカメラ性能差などを徹底的に比較し、価格差でアップルを叩くキャンペーンを始めた。
この活動は「ナイトシフト・キャンペーン」と呼ばれ、Pixel 3a で撮影する写真が iPhone のパフォーマンスより素晴らしいことに由来する。
もともとは SNS 上で起こっていた活動が、ついには米国のとあるアップルストア近くの広告にまで発展。
Phone X とは一見すると 2017 年の iPhone X を彷彿とさせるが、既に iPhone XS との比較画像が上がっている。
「iPhone XS よりも 600 ドル(約 65,000 円)も安く優れた写真が撮れる」というインパクトある広告だ。
②アップル打つ手なしか・・・
世界シェア・トップ 3 に入るアップルからみれば Google の挑発などスルーすればいいだけだろう。
しかし上述したように貿易摩擦による関税 25% は悲劇的で、生産拠点を中国以外に見出す必要性まで囁かれ、窮地に陥りそうだ。
6 月には次の iOS や Mac OS の発表、9 月には iPhone の発表を控えるはずだが、ユーザーを引き止め続けることはできるだろうか。
僅かな価格差ならまだしも、600ドル差となれば揺れる人も多いのではないだろうか。ティム・クックCEO の手腕が試される。
出典:Google Pixel 3a ad hammers ‘Phone X’ on price and Night Sight
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