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銀行振込サービス開始のLINE Pay 、1 件176 円の手数料は「吉」かそれとも「凶」か・・・

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LINE Pay が突如として銀行振込サービスを開始すると大きく報道された。

口座番号が不明でも相手の名前、電話番号、メールアドレスが分かれば振込可能で、手数料は 1 件につき 176 円。

(LINE Pay アプリがあればデバイスを問わず使えるという)

銀行にもよるが振込手数料は 3 万円(以上・未満)を境目に 200 ~ 800 円が相場となるため破格ともいえる安さだろう。

だがこれで LINE Pay が立ち直るかと言えば No としか思えない。とにかく新たなサービスを立ち上げる余裕が LINE にはないのだ。



ライバルが参入すれば優位性ゼロに

あまった残高を銀行に出金するシステムは LINE Pay が一番早く画期的だった。

だがライバルの台頭が凄まじく PayPay や d 払いなども追随しており、LINE Pay の専売特許ではなくなった。

今回の銀行振込サービスも「スマホ決済初」というだけで、いずれ真似される可能性は大いにある。

そうなると今度は手数料の割引サービス戦争が勃発しても不思議ではなく、新たな消耗戦に突入するだろう。

LINE は 2019 年第 3 四半期に 399 億円の赤字を出していて、その大部分が LINE Pay 事業のマーケティング費用だ。

もはや銀行サービスにしても広告費をかけたり他社と競争している場合ではないのだ。

 

クレジットカード事業が始められない・・・

余裕がないのはポイント還元率 3% と大見得を切ったクレジットカード・サービスが未だに開始されない事からもわかる。

本来は 10 月下旬に案内される運びだったが 12 月になっても音沙汰がない。

振り上げた拳の持って行き場がないのに、LINE ポイントの使い道を 2019 年内に大幅に制限したことでますます開始しにくい状況となっている。



最後に

LINE Pay は「コード決済」を主流とさせいにも関わらず JCB カードに注力した時点で方向性を間違えたのだろう。

コード決済を利用すると還元率が上がるマイカラー制度などもユーザーの大反発をくらって失敗に終わった。

その後も何かとコード決済だけが優遇されるようになり、JCB ユーザーは 2019 年内をもって LINE ポイントの恩恵を受けられなくなる*。

(LINE ポイントを決済時に利用できなくなる*)

こうした状況を踏まえて「銀行振込サービス開始」と言っても、ユーザーが遠のくなかでどれだけ残ってくれるだろうか。

そもそも月に 1 ~ 2 回までの振込なら他行宛でも手数料 0 円といったサービスもあるわけで、やはり LINE Pay の救世主にはなり得ないだろう。

(例えば楽天銀行は給与振込口座に指定することで 3 ~ 5 回まで無料だ)

もはや銀行サービスなど何もやらずに居たほうが吉と出たのかもしれない。

最近は酷すぎて見ていられないほどに LINE はひどくなってきた。

出典:LINEの2019年第3四半期は約339億円の赤字、コア事業は堅調だがLINE Payはマーケ費用大幅減に

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