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イタリア共和国のモバイル調査

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旅行がてら、趣味のスマートフォンや電波の調査をしてきた。数日滞在してわかったのだが、2G、3G、4Gの混在が非常に面白い。

 

①大手キャリアはVodafone、TIM、WINDの3社

 

各社LTEは1800MHz(Band3)、3Gは2100MHz(HSDPA、HSPA+)を、2GではGSM900MHzを展開。

 

国の至るところにショップが存在する。ショップによって昼休みがあったり、ちょっとのんびり(^_^;)

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(日本はSoftBankに買収されたものの、世界に君臨するVodafone)

基本的にはSIMロックフリーで端末が発売されており、どのキャリアに行っても同じ端末を選ぶことができる。まさにSIMフリーの理想と言えるだろう。

 

 

②ショップでは渡航者向けのプリペイドSIMも購入可能

 

持参したNokia Lumia 930を持って「TIM」でプリペイドSIMを購入した。購入には必ずパスポートが必要になる。Vodafoneが高額だったため、評判の良いTIMを選択。

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購入したのは30日プラン。無料通話、SMS、2.5GBのLTE通信が付いて30ユーロ。パッケージと手続きの手数料込なので悪くない。

 

混んでいたり、開通手続きに30分はかかるので「手軽に、即開通」というイメージとは少し違っていた。

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(SIMを挿入すると必ず4桁のPINコードを求められる。忘れると終了なのでSIMパッケージの保管は必須!)

 

 SIMを切断するという考えはあまりないのだろうか!?「カードの大きさをしっかり確認して」と言われ、通信できているかチェックしてくれた(汗)

 

技適なんて物がないので、これでドヤ顔でLumia 930を使うことが可能に(*´艸`*)

 

 

③電波状況は超不安定。2G、3G、4Gのコラボレーション?

 

キャリアは「4G LTE」を謳ってはいるが、実際にFDD-LTEに接続されるのは屋外の都市部のみ。それ以外は3Gが一般的で圏外になることも多々ある。

 

「あれ、プラチナバンドは?」という話になるのだが、なんとそれは「GSM(EDGE)」で補われているのが驚き。各キャリアが900MHzをGSMで使っており、屋内では2Gになる。

 

無論、超低速なのでTwitterすらままならないが、この国では「暇つぶしにスマホ」という考えがあまりないらしく、「電話」さえ繋がればいいようだ。

 

 

④端末分布率は圧倒的にSamsung!

 

日本では色んな人がiPhoneを持っているが、まさにその逆とも言えよう。多くの人がSamsung端末、それもGalaxy S3を持っている。

 

S4やS5、更にはGalaxy Note4などハイエンドも存在するのだが、あくまでもローからミドルエンドを持つ人が多い。

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(Windows Phoneは至る所で売っている)

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(街で見かけた中古ケータイショップ。特に変態な端末はなかった)

 

次いで多いのはWindow Phone、Huawei。そしてBlackBerryはキャリアショップにはないものの、何故か持ってる人はよく見かける。

 

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なおSONYの宣伝は大々的に打たれているが、残念ながらXperiaを見ることはほとんどなかった。

 

 

まとめ

 

自分の好きな端末を好きなキャリアで、比較的安く持つことができる。この点だけを日本から見れば理想郷といえよう。

 

しかしデュアルSIM端末を見てもわかるように、GSMが未だに現役なのも事実。1つのキャリアが持つ周波数は少なく、繋がらない事も多々ある。

 

一方で日本はSIMフリーグローバル端末は輸入するしかない現状があるものの、接続率の良さは半端じゃない。

 

高い設備投資にお金を払って圏外0を目指す日本がいいのか、あまり繋がらないけど自由なイタリアがいいのか。色々と考えさせられるスマホ事情だった。

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