昨年購入したLumia 1520はとても使いづらいOS(WP8)を搭載していた。
すぐに手放したのだが、その後リリースされたOS 8.1で大幅に改善されたとの噂が飛び交う。そこでLumia930を購入。
主にWindows Phone8との違いをレビューしていきたい。(外観レビューは多くの方が掲載しているため割愛する。)
①スマホサイトが閲覧可能に
信じられないかもしれないが、今までWPは「スマホ向けサイト」の閲覧ができなかった。
アプリで無理やり見ようとするとWebサイトが崩れたり散々だったのだ。ここが8.1で改善!
主体となるブラウザは相変わらずIEだが、どんなサイトもスマホ表示なので安心感がある。
小さなようで神レベルなアップデートだ。
②通知センターの追加、iPhoneのような快適さ
WP8まではAndroidのようなドロワーが存在せず、アプリ毎に通知のチェックが必要で非常に面倒だった。
ドロワーがないのでWi-FiやBluetoothのON-OFFも手間がかかる。
とにかく不便だった。
ところがご覧あれ。パクリと言えばそれまでだが、WP8.1ではAndroidのようなドロワーが追加された。
これが本当に便利で確実に通知させてくれるだけなく、通知をタップすればアプリが起動する。
更に懸案事項だったWi-FiやBluetooth、機内モードなどが簡単に設定できるようになった。
iOS7でiPhoneの設定が楽になった時の感覚。いや、それ以上の物がある。
③マルチタスクが可能に
iPhoneがマルチタスクを実装したのは2010年に発売されたiPhone4から。遅れること4年。。
信じられないような遅れではあるが、やっとMicrosoftの本気度を感じることができた。
④フォルダーの作成で待受を整理できるように
スマホでフォルダー分けができないと非常に不便。それがようやく可能になった。
タイルを一つ一つ小さくすることはできたのだが、誤タップや整理が煩わしかったので嬉しいアップデート。
スクリーンショットの左上、「メッセージング」の下をタップするとアイコンが広がる。
⑤バッテリー節約への姿勢
何もかもが便利になっているような感じだ。OSの処理速度も非常に速い。バッテリー節約モードにも注目。
AndroidでいうバッテリーMIXのような機能が備わっており、アプリ毎にバックグラウンドでの動作を制御できる。
「バッテリーセーバー機能」では不要なバックグラウンド タスクが全て無効になり、アプリの通知数も減らすことができる。
これがOS自体に実装されているのは非常に喜ばしい。
⑥逆にできないこと
そもそも日本で展開されていないので、日本向けアプリが圧倒的に少ない。技適の問題もあるだろう。
簡単にまとめると‥‥
1.お店で使えるアプリは皆無に等しい。
2.日本語対応だがIMEを選ぶことはできない
3.ツイキャス、Ustreamなど生放送系が不可
4.Cortana(音声アシスタント)の日本語利用
2に関しては仕方ないだろう。日本語用IMEは中々使えるので我慢。3に関しては辛い・・・
さすがのWindowsもFlashの利用ができなくなっており、HTML5の早期普及が望まれる。
1と4だが、もしも日本へのWindows Phone導入が決まれば即解決するだろうし期待したい。
まとめ
AndroidやiOSは世界的にも日本国内でも目覚ましい発展を遂げているためWindowsが追いつくのは難しい。
しかしながら「スマートフォン」としては完成度がかなり高く多くを求めない人にはありだろう。
むしろ、Firefox OSでは出来ないことがWindows Phoneではできる場合が多く、ぜひ日本にも歓迎したい。