人気が急上昇している Dual SIM の香港版 iPhone11 シリーズ。しかし不安定な iOS 13 のバグに悩まされ、筆者もかなり検証には苦労している。
入手から 10 日間で iOS 13.1.1 まで修正アップデートが降臨した。13.0 で検証した時と 13.1.1 では何か違ってきたのか。どんな変化があったのか検証できた限りを記したい。
Y!mobile SIM の認識率がかなり不安定
前回の記事では Y!mobile SIM を挿入すると、構成プロファイルなしで動作したと書いた。入れただけで Y!mobile 表記になっていることから明らかだろう。
ところが検証を重ねると再現率の低いことがわかってきた。Y!mobile 表記が SoftBank 表記になってデータ通信しないことがあるのだ。
UQ モバイルの方がまだ安定している。表記こそ au ではあるがテザリング含めて構成プロファイルなしで動作することが多くなってきた。
FOMA SIM 対応は都市伝説ではなかった
ところで iOS 13 は FOMA SIM 対応という噂があったので、SIM をお借りして試してみたのだが、筆者の検証環境では動作しなかった。
香港版XS MAX、13.1.1では認識してます。
— くー (@ogawa034) September 30, 2019
SIM 1 枚挿しと 2 枚挿しの挙動、主回線と副回線の切り替えなど組み合わせをいくつも試しすも虚しく、都市伝説かと思っていたところ・・・
なんと香港版 iPhone XS Max で FOMAを認識している方がいらっしゃった。その時にスクショまで添えて頂き、全く疑う余地もない。
このように人によって認識したりしなかったりが続きすぎている。
怪しい SIM, 300 GB SIM でのテザリングは不可
ところで 300 GB SIM でテザリングができないかというお問い合わせも多数いただき検証したのだが、やはり「インターネット共有」に加入する項目が出現するため、基本的には iPhone だけで通信を楽しむことになる。
構成プロファイルに関してもダウンロード、インストールが必要なので MVNO 2 枚運用には向いていないことになる。
検証が全くはかどらない・・・
とにかく「通信できたり」「できなかったり」が続いていて、さっきまで検証結果◯だったことが数分後には✕になって気が滅入ってしまう現状が続いている。
そうなると「これが正解です」という記事も UP しにくくなり、あのブログで大丈夫と書かれていたから香港版買ったと言われてもまったく責任をとることができない。
なにもバグが酷いのは香港版だけの問題ではないため、このまましばらく静観するしかないのかもしれない。
アプリに関するバグはかなり改善されつつあるようだが、通信をめぐる安定性はまだまだと言える。また大きな変化があればご報告したい。
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