MNP 契約における割引規制がはじまって 1 ヶ月。その余波はかくじつに中古スマートフォン市場にも波及している。
とくに影響が大きいのが 2018 年モデルの iPhone で 12 ~ 15 万円した iPhone XS ( Max ) の中古品がいまだに 10 万円を越えている。
例年ならば今ごろ 2018 年モデルが投げ売りされるのだが、今年はそうならず大変なことになっている。
2018 年・2019 年モデルの価格差がせまい
何が起きているかというと、iPhone 11 Pro (Max) と iPhone XS (Max) の中古品に価格差があまり生じなくなっているのだ。
上でご紹介した iPhone XS (Max) は高いもので 114,800 円。では iPhone 11 Pro はといえば 112,800 円でほぼ同じ。
むろん容量や状態によって価格は変わってくるのだが、この程度の差であれば新型が選ばれてしまうこともあるし、下をみると iPhone XR が 64,800 円で入手できるためそちらに流れる人もでてくるだろう。
10 万円を越えながら「型落ち」という烙印をおされ、しかも例年より売価がたかい。これは中古スマートフォン業界が頭を抱えることになるだろう。
キャリアショップはもっと悲惨?
泣きたいのはキャリア・ショップも同様だろう。型落ちといえ iPhone XS/XS Max にも大型割引がゆるされず、価格は iPhone 11 Pro/Pro Maxとさほど変わらない
しかもつい先日アップルストアでもキャリア版 iPhone 11 シリーズが割引価格で販売することが決まったばかりで、
タダでさえ少ない顧客層をキャリアショップや量販店が奪い合う構図となった。
中古スマートフォン市場も、既存キャリアショップも 10 万円越え iPhone の処分にどうやって対抗していくのだろうか。
これは今後、とくに年末商戦における見どころの一つになるだろう。
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