携帯電話料金の値下げをめぐる議論が、幾度となくお茶の間を賑わせてきた。docomoは来年度より2割程度値下げを予告しており、auも対応の用意があるという。
そんな2社が、総務省の携帯電話料金値下げに関する審議会委員に対して4千万円の寄付金を贈っていた事が明らかになった。
(参照記事:携帯料金審議会委員らに4千万円)
①行き過ぎたキャッシュバックじゃないか・・・
共同通信によれば、総務省の審議会に参加した大学教授ら8人に対し過去8年間で合わせて4千万円以上の寄付金が贈られたという。単純に計算して、1人あたり5百万円が行き渡っている。
過去8年ということは、言うまでもなくキャッシュバック規制に関しても議論されているはず。キャッシュバック規制の話をしながら、行き過ぎたキャッシュバックを受け取っているとは笑うしかない・・・
②忖度ありきの議論だった??
この寄付金に違法性はないとされているが、その寄付金を受け取った8人の発言力が強力であればあるほど、議論が2社にとって優位に進んだ可能性も否めない。
決して見過ごされるべき事案ではないと思われるが、これだけの寄付金が出せるのであれば値下げの余地はあるのだろう・・・