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Galaxy Fold に迫る利便性、LG G8X が 2019 年マストバイ・スマホである話(レビュー)

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LG G8X を一晩つかってみたところ「これは今年のマストバイだ」と実感したので所感を書いていきたい。

韓国で見た時には取って付けたような画面と半ば馬鹿にしてしまったが大きな間違いだった。



ヨガスタイル 360 度のアイデア

まず折りたたみスマートフォンといえば「ノートのように閉じる」タイプか「画面側を山折りにする」2 パターンがある。

Galaxy Fold は前者、ファーウェイ Mate X は後者で、用途により人それぞれ好みがわかれるものだ。

(Galaxy Fold は谷折りである)

「あぁ山折(谷折り)だったら買ったのに」といった悲鳴がついてまわる運命なのだが、それをLG G8X は 360 度回転する仕組みで解決させた。

画面側を山折りにしてスタンドにしたり、フルセグ付き大画面テレビとして好きな角度から動画コンテンツが楽しめる。

ディスプレイ側を上にして閉じることもできるため、ケースを外さずに片手持ちもできてしまうのだ。

Dual スクリーン側がOFFになるので誤タッチを防ぐと同時に節電できるのが嬉しい設計といえる。

サブ画面側を下にして置くこともできるので、TPO やその日の気分によって使い方を自在に操れるのだ。

 

Galaxy Fold を圧倒する作業領域

次に指摘したいのがサイズの大きさだ。 LG G8X は Galaxy Fold と比べてだいぶ大きい。

まず閉じた状態ですらこれだけの違いがある。

開いた状態で並べるとまるで Galaxy Fold が赤子に見えてくるほどだ。

3 画面を使ったマルチタスクは Galaxy Fold のそれとは比べ物にならない迫力があり実用性に富んでいる。

(Twitter をしながら Youtube 動画を流しヤフーニュースを見ている様子)

この大領域はマルチタスクだけでなく「ゲーミングスマホ」にも変身させるところが最大の特徴といえるだろう。

ゲームアプリを立ち上げると画面を丸ごとコントローラーにすることができるのだ。

そして実際にプレイして思ったのは「ゲームはコントローラーの有無でこうも違ってくるのか」ということ。

物理コントローラーを持ち運ぶことなく、場所を選ばずにこれができるのは付加価値として最高だ。

しかも Snapdragon 855 チップ搭載のため、どんなゲームもヌルヌル動く。



折り畳み初の Felica/ NFC 搭載

大事なポイントがもう一つ。過去の折り畳みスマートフォンには NFC 自体を搭載していない物がおおくキャッシュレス決済とは無縁だった。

ところがLG G8X は日本に合わせて Felica に対応していて、Suica, Edy, iD, nanaco, waon, QUICPay などを利用できる。

Google Pay の VISAタッチが始まったことで海外の NFC 決済もバッチリだ。

(韓国のスターバックスにて。NFC 決済は日本でも VISA が本腰を入れている)

(iPhone XS Max との比較。本体はわりと大きい)

これまで「魅力的だけど結局おサイフがないんだよね」と諦めていた層に決定的なアプローチを仕掛けたと言えるだろう。

ご存じのようにケースを外せば単体で利用できるため、重くて外には持ち歩きたくないなんて人にすら向いている。

 

最後に

細かいスペックや付属品などは割愛したが、本体価格は 5 万円台と破格中の破格。

iPhone を買っている場合ではない程のマストバイ・スマートフォンであると思い取り急ぎ書いてみた。

10 月 1 日の改正電気通信事業法により、本体だけで購入できるようになった。

まだ全てのショップが対応しているわけではないが、一括購入すれば即日 SIM ロック解除ができるので他キャリアユーザーも楽しめる。

折り畳みスマートフォンを試す絶好の機会なので、ぜひ検討してみよう。

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