2021 年 4 月 1 日よりドコモ、au、ソフトバンクの大手 3 社や MVNO 各社が他社へ乗り換える際の MNP 転出手数料を撤廃する。
政府は「携帯電話料金の引き下げ」をキャリアに要請し ahamo, povo, LINEMO など 20 GB で 2,000 円台の料金プランが出現した。
その総仕上げとして、今度は MNP に発生する費用を抑えユーザーが気軽に事業者を乗り換える環境作りまで整ったと言えるだろう。
4 月 1 日から手数料を撤廃する MVNO
さて MNO では UQ モバイルおよびワイモバイルも 4 月 1 日より無料になる。また楽天モバイルは以前から 0 円とで今後も変わらない方針だ。
MVNO では IIJ mio、OCN モバイル ONE、BIGLOBE モバイル、nuro モバイル、LINE モバイル、イオンモバイル、mineo が同日からの無料化を表明している。
各社は 3 月中に発行した予約番号を 4 月に転出完了させても手数料が発生しない。
（画像は IIJ mio。転出手数料に関しては各社このような案内がなされている）
ただし日本通信（b-mobile）は 3 月 31 日までに発行した番号を 4 月中に転出すると3,300 円の手数料を徴収するとしている。
また日本通信からプラン提供をうける HIS モバイルも 4 月 1 日より転出手数料の無料化を表明しているが 3 月中に取得した番号を4 4 月に転出させた際の料金に関しては明記していないので該当する人は確認しよう。
さらに Y.U mobile など契約者数が 100 万人に満たない MVNO は 3,300 円の手数料や 10,450 円の違約金などが発生するので併せて知っておきたい。
初期費用 0 円の案件が加速する？
思えば 2 年縛りの違約金は 2019 年 10 月から 1,100 円が上限となり、このたび転出手数料まで無料になった。
最近ではドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、UQモバイルなどがオンラインストアで契約すると事務手数料まで無料にしている。
そうなると 2 年前まで約 15,000 円もかかっていた MNP が実質 0 円で可能になり、総務省が目指した MNP の活性化や通信事業者間の競争が激しくなるかもわからない。
また家電量販店では初期費用が 1 円の MVNO キャンペーンも度々開催されており、BIGLOBE モバイルはその代表格と言ってもいいだろう。
しかも 18,000 円の値引きが入って端末まで 1 円で貰えることも少なくない。
キャッシュバック規制が厳しくなったのは寂しいが、携帯電話料金の値下げや手数料撤廃を活用して、これからもお得な案件を探し続けていきたいものだ。
そしてこれまで MNP を経験したことない人は、絶好の機会なので料金引き下げを主体的に行っていこう。
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