4月8日にリリースされた Galaxy 5G Mobile Wi-Fi ルーターの中古・未使用品がようやく白ロムとして流通しはじめた。
単体購入できるのが大きなメリットで au ショップや UQ スポットで販売拒否されていた人(回線とのセット購入を迫られていた人)は気軽に入手できる。
Galaxy A32 5G と同じチップを搭載するなどスペックが高く、PC を使うと Android アプリがインストールできたり話題に事欠かない面白い製品だ。
使える SIM を整理しよう
販売を確認できたのは「じゃんぱら」秋葉原 4 号店および同社通販サイトで、4 月 30 日以降、在庫が急増しはじめている。
5月4日 6:00 時点の在庫数は 23 台で、中古品 18,800 円、未使用品 21,800 円から選択可能。最初から SIMフリーでドコモ、ソフトバンク、楽天モバイル等に対応する。
だが筆者検証によると使える SIM カードは限られているので注意されたい。
ドコモは 5G SIM、ahamo、各種 MVNO が利用可能。ソフトバンク系はワイモバイル、MVNO SIM が動作する(5Gは掴まず 4G 利用となる)。
(ドコモ5GをGalaxy Foldに流し込んでいる)
さらに楽天モバイル UN-LIMIT VI も 4G 利用ながら問題なく動作しており B3 が普及すれば高性能なデータ無制限ルーターとして活躍するだろう。
問題は KDDI グループ内だ。基本的に 5G WiMAX 専用仕様で au 5G SIM、povo SIM、au 4G SIM は IMEI で弾かれて利用できない。
【検証】Galaxy Mobile 5G Wi-Fi、au 5GデータMAX SIMを制限している可能性が発覚(;゜0゜)
電波強度5Gと表示されるもアンテナピクト立たず。MVNOのBIGLOBE au 回線は即動作OK。 pic.twitter.com/ziRYfoQR5h
— Skyblue (@skyblue_1985jp) April 8, 2021
推測になるが au 5G SIM は無制限、povo も 200 円トッピングを使うと 24 時間データ無制限になるためKDDIとしては都合が悪く制限したのだろう。
BIGLOBE au 回線、UQモバイルは問題なく使えるが、au 5G をガッツリ使うには 5G WiMAX を正規契約するしかなさそうだ。
Android が動く変態ルーター
ところで Android 11 で動作する SCR 01 は PC で ADB コマンドを打つと、野良アプリ APK をインストールできてしまう。
スピードテスト、Twitter、Google 日本語入力などを入れると通話ができないだけのスマートフォンに見えるだろう。ゴニョゴニョすると電測機能も開けるので、ルーターとして活用する傍ら遊ぶのも楽しい。
もちろん推奨されるどころか動作保証もないので自己責任となるが腕に覚えのある人は遊んでみると面白い。
テザリングとは全くことなる性質を持つため高速データ通信を求める人は持っておいて損はなさそうだ。