クレジットカード枚数で日本トップを誇る楽天カード。最近2枚目も発行可能となったのをご存知だろうか。
同じ会社のカードを2枚持つなんて考えもしなかったが、楽天ならば有りだと思い筆者も申込みに至った。
1枚目の情報を元に作成されるため追加情報はとくに必要ない。注意書きの熟読は必要だが、本当に1分あれば申し込めてしまう程に簡単。しかも同日発行とスピーディーだ。
しかしなぜ楽天カードを2枚も持つのか。結論から書くと3つある。
1.楽天ポイントの貯まり方が尋常ではないこと。
2. ポイントの汎用性が高すぎること
3. 他社が追いついてこられないこと
今回は1~3を少し深堀りしながら楽天ポイントの魅力を解説したい。
1.尋常ではないポイントの貯まり方
そもそも楽天カードの還元率は100円につき1ポイント(1%)である。
この還元率ならオリコカード、ヤフージャパンカード(PayPayカード)、dカード、au PAYカード他、ライバルは沢山あるだろう。
しかし楽天の場合、同社が展開するサービスを複数組み合わせると「楽天市場」におけるポイント還元率が軽く10倍を越えてくるのだ。
(この下りは過去に話しているので「またか」と思った方はスキップ)
楽天会員になると1倍、楽天モバイル回線(0円維持)で+1倍、楽天カード保持で+1倍(プレミアムカードは+4倍)、引き落とし口座を楽天銀行に設定すると+1倍など無駄にお金をかけずとも5倍くらいは簡単に到達できる。
こうした複数サービスの利用をスーパーポイントアッププログラム(SPUプログラム)とよぶ。
(PC画面なので9.5倍。楽天市場アプリ利用で10倍になる)
筆者は上記のほか楽天証券に積立投信(毎月500ポイント以上で+1倍)、楽天ビューティー加盟の美容室利用で+1倍、読書(楽天kobo、ブックスを1,000円以上利用の月はそれぞれ+0.5倍)で常時10%を心がけている。
こうしておくと例えば家電量販店よりも安くスマホが買えたりする。
これは草。 楽天 SPU 10 倍で motorola razr 5G の還元率も 10 倍。購入すると 33,364 ポイント戻ってくるから楽天で買えばよかったかな!?🤣 pic.twitter.com/gWkxkiNFyQ
— Skyblue (@skyblue_1985jp) April 7, 2021
SPU10倍の状態にキャンペーンで+10倍。約20%のポイントバックで量販店より実質価格が安くなっていた。
直近では発売直後のOPPO Reno5 Aが同じく期間限定で+9倍にポイントアップしており過去記事でもご紹介させて頂いた。
もちろんキャンペーンがない時も強い。例えばiPhone SE 第2世代64GBの未使用品相場がようやく4万円を切り始めたいま、送料無料はもちろんSPUポイント分が戻ってくる。
(楽天アプリからの購入で+0.5%。)
39,400円で送料無料なら相場的にも「買い」なのに4,000ポイント近く戻ってくるのはヤバイだろう。
もちろんスマホばかりではない。この感覚で消耗品や食品などを購入して日常生活における実質出費額を大幅に下げることができるのだ。
楽天といえばアマゾンより高いイメージを持たれやすく確かにそれは否定できない。だがジャンルや商品、出品者を見極めれば超お得なのだ。
カードを2枚持つことで支出の種類分けを徹底し楽天ポイントだけを集中的に貯めていこうと考えた次第だ。
2. ポイントの汎用性が半端ない
尋常じゃない程に貯まるから、尋常じゃない程に日常生活が助かる。ならば他社クレカのポイントではなく楽天ポイントを集中的に貯めていこう。
これがカード2枚目発行の2つ目の理由になるわけだが、とにかくポイントの使い道が広い。
あとは楽天市場で再びお買い物したり、楽天ビューティー加盟の美容院で全額使ったり、数万ポイントあるならビックカメラやヤマダなど量販店で買い物するのもいいだろう。
マクドナルド、ミスタードーナツ、プロント、すき家、ガスト、サンマルクカフェなどで食事したり、大丸や松坂屋などの百貨店にだって対応している。
(ここに出ているのは本当にごく一部だ)
もちろん、ポイントが使えない場所だってある。その場合、おサイフケータイ対応AndroidでSuicaにポイントをチャージして間接的に消費したり、EdyチャージすればEdy対応の店舗で消費できる。
さらに追い打ちをかけるのがコード決済の楽天ペイ。手持ちのポイントをすべて使い、足りない分は楽天カードや銀行からチャージして決済に充当できる。
その結果、楽天ペイが使えるお店ならお会計時に結局ポイントを消費できるし、足りない分は楽天カードからチャージすればいい。
しかも楽天ペイは au PAYと規格統一を果たしており、au PAYか楽天ペイの表記があるお店なら全国どこでも利用できるのだ。
このようにポイントが使えるお店だけを見ても多いのだが、仮にポイント利用に対応しないお店でもSuica、Edy、楽天ペイといったキャッシュレス規格を通せば実質的に使えてしまうのだ。
他社が付いて来られない
ドコモ、KDDI、ヤフーもこうした経済圏に近いことを試みている。しかも冒頭に書いたようにdカード、au PAYカード、ヤフー・ジャパンカード(PayPay)カードは楽天カードと同じく1%還元だ。
だが実際ここまで尋常ではないポイントの貯まり方、ネットとリアルでの使い道の広さを実現しているのは楽天が頭2つくらい抜きん出ており、カード発行枚数も2100万を突破してダントツ1位である。
2枚持つメリットをアピールできれば、もはや日本のクレカ市場で天下を取れるのではないだろうか。
というわけで少し長くなったが0.5%とか1%のポイントだけをシコシコ貯めるより、還元率を最大化できるクレジットカードとして楽天カードがお勧めだ。
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