中国で成立した国家安全法により香港の民主化を訴える活動家が次々と逮捕されている。
最近では中国共産党に批判的なリンゴ日報が廃刊に追い込まれるなど香港における中国の影響力が日を追うごとに増してきた。
そしてこの動きはスマートフォンにも大きな影響を与えるかもしれない。
Googleサービス提供終了の恐れ
NHKによるとTwitter、Facebook、Google等が加盟する業界団体「アジアインターネット連盟」が香港でのサービス提供を終了する可能性を示しているという。
同連盟によれば中国が定義する「違法行為」の定義が曖昧で、もしもアプリに共有された情報が「違法」と捉えられた場合、現地スタッフが罰せられる可能性があるという。
(中国深センにて。筆者撮影)
そうした状態を防ぐには香港でのサービス提供を控える事が最善と考えているようだが、そうなると香港人のみならず香港からスマートフォンを輸入する日本人にも影響が避けられない。
Samsung、Xiaomi、OPPOなど様々なメーカーがGMSを搭載しなくなれば、ファーウェイのように日本では使いにくい状態になってしまうのだ。
(香港旺角駅周辺にて。筆者撮影)
また中国共産党がGoogleの通信を遮断するようになれば、香港でのYoutube視聴、Google Mapなどの利用自体も難しくなりコロナ収束後の香港旅行も少し違ったものになるかもしれない。
もちろんまだ可能性の段階だが昨今の中国・香港を見ていると明らかに一国二制度が崩壊に向かっており、Googleのサービス提供終了はあり得ない話ではないだろう。
中国共産党が香港に及ぼす影響は思った以上に強く、香港は確実に変わりつつあるようだ。
出典:NHK
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