先月からau iPhone12 miniの特価案件が散見され、ソフトバンクも参戦するなど年末に向けた商戦が本格化しつつある。
そんななか、フォロワーさんから次の投稿が寄せられた。
@skyblue_1985jp
イオンモールで明日からの施策で見つけました。安そうな気がしたのですがいかがでしょう? pic.twitter.com/TCgNoTo2oX— ちわ丸 (@shinya_h) November 5, 2021
ちわ丸(@shinya_h)さんより引用
画像によるとiPhone12 miniが「47円」とある。ちょっと信じられない額であるが、今回はこのキャンペーンの内容や仕組みに関して解説したい。
正体は「レンタル」
結論から書くとこのキャンペーンは2年後にiPhoneを返却する「レンタル」であることが大前提で、手元に残るわけではない。
この仕組みをauでは「スマホトクするプログラム」と呼称され、iPhone12 mini 64GBには月額1,790円の負担金額(レンタル料金)が設定されている。
1,790円を23回(合計41,170円)支払い終えたら24ヶ月目に端末を返却する。手元にスマホは残らないものの71,650円で購入するより安いのがメリットだ。
では全国のイオンモールで展開中のキャンペーンを当てはめて「47円」の本質を見ていこう。
MNPと独自割引で「47」円
イオンモールでは「対象機種限定特典」としてiPhone12 mini 64GBを本体価格から19,123円を割引中。
さらにauにMNP契約することで割引額は41,123円まで拡大する。これを23で割って1,788円にする。その上で毎月の端末レンタル代金1,790円に充当すれば端末代金は毎月「2円」になるのだ。(初月だけ3円)
24ヶ月目で本体を返却すればレンタル終了。こうして、たった「47円」でiPhone12 miniをレンタルできるのだが、ご理解頂けただろうか。
多様化する買い方
もちろん「返却するのは違和感がある」と感じる人もいるだろう。その場合は41,123円を本体価格71,650円から引いて一括30,527円で購入して手元に残すこともできる。
MNP割引が使えない既存auユーザーも店舗独自割引19,123円は適用可能でiPhone12 mini 64GBを52,527円という破格購入できるはずだ。
というわけで11月5日~6日にかけてイオンモールで実施される「47円」案件は返却が前提でMNPを利用した場合に限り実現できるものだ。
毎月2円なら万一の破損に備えてApple Care+に加入しても1,000円未満で修理代金で高くつくこともあるまい。レンタル方法がトレンドになるかは見ものだが選択肢の1つとして持っておくといいだろう。