先日、auのメールアドレスであるezweb.ne.jpが新しくau.comになるという報道があった。それを見て、「そういえばTwitterでキャリアメールのアンケートを採ったことがある」と思いだした。それがこちら。
簡単なアンケートです。携帯電話のキャリアメールを使ってる方ってどらくらいいらっしゃいます??
— Skyblue (@skyblue_1985jp) 2017年8月12日
利用頻度を問わず、キャリアアドレスを持っている人が、実に73%に昇った。これは正直驚いた。1つのキャリアを使い続けるのも悪くはないが、やはりお金を貯める観点からMNPを改めて勧めたいという決意に至った。
①長期顧客ほど優遇された時代
SoftBank参入(2006年)以前は、長期利用者がきちんと優遇される仕組みだった。利用年数に応じて基本使用料が安くなり、10年継続すれば基本使用料が50% OFFになったり、機種変更しても月額維持費はそのままだったり、金額は高いが理にかなっていた。
だからこそメールアドレスに愛着が湧くのは自然な事だし、一度買えば何年も使えるガラケーを皆が大事にした時代だった。そもそもMNP制度自体がなかったので番号を変えたくない人は1つのキャリアに留まるのが当たり前だった。
②SoftBank参入とMNP制度開始で全てが狂う
色々とおかしくなってきたのはSoftbank参入とMNP制度開始だろう。それまで分割で携帯電話を買うなんて事はなかったのだが、24回払いが一般的となり3社で顧客の奪い合いが始まった。
キャッシュバックで大金を払ってでも新規顧客を獲得する。他社に負けまいと別のキャリアがより多額のキャッシュバックを詰む。そうして新規顧客だけが大きな優遇を受け、既存ユーザーは置いてけぼりにされた。2015年あたりから総務省の指導が入ることになるが、新規顧客優遇の流れは少なくともここ7年ほど変わってない。
③キャリアメールを捨てる事から始めよう
だからこそ、2年毎にMNPする(携帯電話会社を変える)ことを提唱したい。既に何年も前から実行している方はいるだろう。逆に「キャリアのアドレスがあるから」とか、「メールアドレスなくなるのは嫌だ」という理由で実行されない人もいる。
確かに長年使っていると愛着はあるのかもしれない。ただ、今や「そのメールアドレスに執着しているが故に年間で何万円損しているか」という話にも繋がってくる。
ドコモもようやく20年以上の長期顧客が1,000円程度の割引を毎月受けられるようになったが、契約2ヶ月目の新規顧客はその何倍もの優遇を受けている。悲しい話ではあるが、余程の事がない限り現状は変わらないだろう。
最後に
確かにキャリアのメールアドレスは歴史ある物だし、契約年数が長ければ長いほど愛着がある。ただ、それに執着する限り出費を減らすことはできない。出費が減らない=お金が貯まらないと言い換えられる。
もちろん、生活に支障がなくて同じキャリアをずっと使うことが悪いことではない。ただ「お金を貯める習慣を身につける」という観点から考えるとMNPしない手はないとう話になる。このブログで何度も書いているようにiPhoneがタダで手に入ったり、月額3円で維持できたり、色々とあり得ない事がおこってくる。
この機会にぜひ乗り換えたい!という方は5月の大型連休も近いことだし、一度家族と話し合ってみてはどうだろう。単身の方は次の更新月か、待てなければ速攻でMNP予約番号をとりにいこう。情報戦を制していきたい。