KDDIはiPhone15シリーズで新しいSIMカード規格を採用する。
(auショップで機種変更する場合は特に問題なし)
従来の5G/4G SIMカードは挿し替えても認識しない可能性があり、アップルストアで本体を買う人は注意する必要がある。
SIMカード交換は事務手数料3,850円
もしSIMカードの挿し替えで動作しない場合は最寄りのauショップ(au Online Shop)にて有料交換可能。ただし新しい端末の持ち込みが必要だ。
KDDIはおよそ3年周期でSIMカード規格を刷新する傾向がある。2017年 iPhone8でVoLTE SIM、2020年 iPhone12で5G SIMカードを導入。
(5Gを機にSIMカードが仕様変更)
2023年 iPhone15で5Gスタンドアロン対応SIMの導入に至る。最新技術の恩恵を受けられるのは素晴らしいのだが、不便なのが汎用性だ。
新しいSIMカードはスタンドアロン対応機種でしか使い回すことができず、2022年以前のauスマホでは認識しない可能性がとても高い。
例えば新しいスマホが壊れた場合、修理期間中だけ昔のスマホにSIMを差し替えるなんてことができないのだ。
MVNOはどうして制限がないの!?
さて、ちょっと不思議なのがau MVNOでSIMカード交換がまったく必要ない。4G時代のSIMは5G端末、スタンドアロン端末で使い回すことができる。
(iPhone12で動作するBIGLOBE)
これは筆者の持論かもしれないが「MNOはMVNOに制限を課してはならない」という総務省ガイドライン(2017年改正)に基づく仕様と推測できる。
実際、同ガイドラインはMVNOに対するテザリング制限、IMEI制限を辞めるよう求めており、2017年8月以降の端末で遵守されてきた。
しかし裏を返すと「自社内であればIMEI制限OK」という見方もできるわけで、自社スマホに対するIMEI制限が残っていると筆者はみている。
というわけで、もしiPhone15が既存SIMで動作しない場合はSIMカード交換が必要だ。KDDIはこの辺りの制限をしっかり周知すべきだろう。
リンク:KDDI
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