以前の記事で「SONY、いよいよスマホ国内シェア2位から転落するか・・・!?」という話を書いた。あれからほぼ3ヶ月、それが現実となった。ケータイwatchによれば、鴻海傘下になったSHARPが盛り返し、国内シェア2位の座を取得。切磋琢磨しているというより、これからSONYが更に下落していく可能性が否めない。
①過去最高益を叩き出すもXperia事業は大赤字
SONYは3月期決算で、過去最高益を出したと発表。プレイステーション4や音楽配信事業、生命保険事業などが好調のようだ。ただしXperia部門は276億円という巨額赤字を出している。これには驚きを隠せなかった。
いよいよ撤退するだろうか。最近はアメリカの措置処分によりZTEがスマホ事業が苦境に陥ったが、SONYも続くような気がしてならない。
②IoTに必要な事業と言う割に・・・
SONYはIoT事業を見据えてXperiaが必要だと言う。黒字化を目指すと言っている割は、先のSoftbank夏モデル発表会でXZ2 PremiumやXZ2 compactが発表されず。
ドコモ独占状態が続くのであれば、大人の事情と言っている場合ではない。SHARPやFujitsuが辿ったようにSIMフリーを出すべきで、「なぜ改めようとしないのか」がわからない。
最後に
以前の記事で、「Xperiaに期待するのは諦めた」というコメントを頂いたが、それはもう無理ないだろう。連日レビューしているwena wristも含め、SONYには様々な可能性を秘めた事業があるはず。そうした将来を応援したい。
そして現在、国内シェア3位だが、ほぼ同率で京セラが4位に位置している。ここが入れ替わるのも時間の問題で、5位の富士通に迫るとなれば撤退という文字も出てくるのではないだろうか。SONYが好きな世代としては非常に悲しい話だ。