グーグルの旗艦スマホ「Pixel8」「Pixel8 Pro」が10月12日に発売される。今年はNTTドコモが取り扱いに参加し、大手3社で投げ売りが激化した。
おかげでAndroidはPixelばかりが注目され、日本メーカーは京セラ、BALMUDA、FCNTが事実上の撤退を表明するなど厳しい環境に見舞われた。
しかしそんな中、久しぶりに面白い機種が出てきたのでシェアしたい。
Pixelと真正面から勝負せず、得意分野で全力の勝負を仕掛ける「AQUOS Sense8」が大きな注目を集めているのだ。
使いやすさに全振りで勝負
「AQUOS Sense8」はSnapdragon 6 Gen 1、ROM 128GB、RAM 6GB搭載のミドルレンジで、6.1インチ有機ELディスプレイ(Full HD+)を採用する。
前作と比べて処理能力が30~40%アップ。バッテリーは5000mAhに増量され、ディスプレイは90Hz高駆動に初めて対応した。
筐体はアルミ削り出しで軽量化に努め、5000mAh搭載端末では世界最軽量159gを実現。新発売の「Pixel8」より27g軽く、より大きなバッテリーを搭載している。
さらにサポート期間は最大5年(最大3回のOSアップデート、5年間のセキュリティ更新)を確約。前作の最大3年から大きくアップデートされた。
その他、カメラが光学手ブレ補正、4K動画撮影に対応。悪く言えば退屈続きだったミドルレンジに風穴をこじあける内容なのだ。
日本市場での生き残れるか
さて、これだけの性能が幾らなのか気になるところ。現時点で価格を表明している楽天モバイルは63,800円での販売を予定している。
(ドコモ、auは価格未定)
今後SIMフリー版、MVNO版が登場する可能性がたかく、セットで4~5万円台が実現できれば「Pixel8」とバッティングせずに済む。
今後グーグルが高級路線に舵を切るなら、その下に位置する価格帯としてシェアを急拡大できるかもしれないのだ。
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