グーグルは最新スマホ「Pixel8」「Pixel8 Pro」を発売した。
標準モデルは初めて10万円を越えており、コスパの代名詞と呼ぶには難しくなった。培ってきたブランド力でどれだけ勝負できるかが見ものである。
そんな両モデルだが、発売初日にも関わらず相場が下がっているのをご存知だろうか。例えばフリマサイトでは「Pixel8 Pro」が12万円台から購入可能。
(画像は10月12日時点)
正規価格より3万円以上も安く、訳ありを疑う人もいるだろう。今回はこのカラクリを解説していきたい。
ストアクレジットのマジック
結論から書くと、フリマサイトに出回っている物はGoogleストアで購入されたもの。多くの場合3~5万円のストアクレジットが使われている。
ストアクレジットとはPixel本体を購入すると貰える特典で、直近では「Pixel Fold」購入で53,000円分が付与された実績がある。
(Pixel8 Pro購入で5万円分もらえる)
つまりフリマサイトに出品しているのは既存Pixelユーザーで、ストアクレジットの使い道に困った人の換金目的である可能性がとても高い。
もし利益がでなかったとしても「Pixel8」購入で3万円、「Pixel8 Pro」購入で5万円分のストアクレジットが貰えるため、じつに損しにくいのだ。
相場はどこまで下がるのか
というわけで、発売日にも関わらず安く買えるのは「ストアクレジットを余している人が多いから」ということになる。
では相場はどこまで下がるのだろうか。もしキャリアが投げ売りを実施しない場合、海外需要で輸出されるため、これ以上は下がりにくいだろう。
(昨年モデルはUQモバイルでセール中)
しかし一度3キャリアが投げ売りを開始すれば、想像できない位に安くなるケースもあり得るのだ。
いずれにしても今年は定価で購入するのに躊躇してしまう金額。業界全体のキャンペーンやGoogleの値下げまで待って様子を見ても良さそうだ。