スマートフォン大手OPPOは、新型フォルダブル端末「OPPO FIND N3」を発表した。
前作「OPPO FIND N2」のスペックを底上げしたもので、ついに中国大陸以外へのグローバル進出を果たすことになった。
グローバルアプリに対応したことで使い勝手が大幅に改善され、小型フォルダブルとして「Pixel Fold」の驚異になり得るのか注目されそうだ。
最強の小型フォルダブル爆誕
「OPPO FIND N3」はSnapdragon 8 Gen 2、ROM 512GB、RAM 16GB搭載のハイエンドで、7.8インチ(サブ6.3インチ)有機ELディスプレイを採用する。
4800万+6400万+4800万画素アウトカメラ、2000+3200万画素インカメラ、顔認証・指紋認証、高駆動120Hz(メイン・サブ)、Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax、67W急速充電、NFC、ColorOS13.2等に対応。
スペックシートではフラッグシップ級のカメラ搭載、RAMやバッテリーの強化、eSIM採用といったマイナーチェンジが目立っている。
ただし今回の目玉はグーグルに対応したこと。ソフトウェアUI、アプリ通知、ウイジェットの最適化など前作から使い勝手が180度変わりそうだ。
デメリットはワイヤレス充電と防水に関する表記がないこと。さらに価格が日本円で25万円を越えており、お手軽価格ではないことが挙げられる。
2024年はフォルダブル戦争勃発か
OPPOのグローバル市場参入により、フォルダブル市場に盛り上がりの機運がみえそうだ。とりわけグローバル市場はほぼサムスンの独占が続いてきた。
ところが今年に入ってグーグルが「Pixel Fold」を投入。ファーウェイから独立したHonorも「Honor Magic Vs」でグローバルデビューを果たしている。
ここにXiaomiが加わって4社間での競争に発展すれば、いよいよアップルのフォルダブル参入も現実味を帯びる段階にくるかもわからない。
なお「OPPO FIND N3」の日本発売は未定。もし発売が決定すれば「Felica」の搭載や取り扱いキャリア、SIMフリー版の有無など話題が多くなりそうだ。
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