スマホ割引に関する法改正で、一括購入が不利になるかもしれない。
ヨドバシカメラで捉えた以下の画像はその最たる例で「Galaxy S22」が50%OFFになっている。
(割賦販売限定特典に注目)
しかしよく見ると分割購入が前提となっていて、一括の場合は「割賦販売限定特典」が適用されず7,200円割高となる。これはauでも確認された。
(Pixel8は返却スタイルなので注意)
MNP39,600円で案内される「iPhone SE 第3世代」は、同じく分割購入が条件。一括購入では割引金額が下がり、総額48,935円を支払うことになる。
それにしても返却スタイルの「Pixel8」とぱっと見で判断するのは難しく、初心者の人は混乱してしまいそう。
何故こんなことになったのだろうか。
転売と短期解約防止の目的か
結論から書くと、一連の対応は転売と短期解約の防止するものと考えられる。
法改正前はiPhone等の人気機種が白ロムとして転売され、回線がすぐ解約される事が問題視されてきた。
(法改正前の一括1円が懐かしい)
分割購入を前提にした割引なら完済されるまで転売されにくく、一括販売を割高にすることで転売しても利益が出しにくい仕組みを導入したのだろう。
また返却前提の販売方法なら転売自体が難しく、転売・短期解約防止に一定の効果をもたらすのかもしれない。
分割許容であれば量販店が有利
ではau Online Shopではどうだろう。法改正により4~8万円の機種は50%割引できるが、現時点では22,000円しか割引されないらしい。
(iPhone SE 第3世代 64GB)
一括と分割で価格差がないことから、現時点では家電量販店で分割購入するのが有利になりそうだ。
少し分かりにくい仕組みになってきたが、同様の販売方法がNTTドコモやソフトバンク(ワイモバイル)にも適用されるのか注目していきたい。