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以前、200万円のApple Watchが7万円のセールになっているのを見て、非常に勿体無いという記事を書いた。いくら高級でも親から子の世代へ受け継ぐことが難しく、充電が切れれば時計として使い物にならない。
(関連記事:総額20.5万円、超高級スマートウォッチ、TAG Heuer Connected45を導入した話)
2013年から何台もスマートウォッチを使ってきた筆者ですら、この分野の未来に期待が持てず、wena wrist以外を手放したくらいだ。正直なところ、Android Wear OSは伸び代がほぼないだろう。ただそんな中、「それでも欲しくなるタグ・ホイヤーコネクテッド45」の魅力について書きたい。
①4000もの文字盤をたった1本で楽しめる発想
老舗メーカーのタグ・ホイヤーは、ファンを虜にする時計が数えきれない程存在している。どれを見ても欲しいと思うのだが、そう簡単に手を出せない。
(例えばこのカレラ、普通のアナログ時計だと40万円以上する)
(ただ文字盤を変えるだけの機能があれば満足できてしまう)
お金持ちなら好きな物をある程度揃えることができるが、如何せん1本あたりが高額。無限にお金がない限り、なかなか難しい(笑)そこでお勧めしたいのがConnected 45。スマートウォッチではあるが、同社の4000にも渡る文字盤を本格的に楽しめる。つまり何百本も時計を保有した気分になれるという価値がある。
②特別な機能なんて要らない、そんな珍しいウォッチ
スマートウォッチとなれば、普通は「どんな新機能があるの!?」とか「バッテリー寿命は延びた!?」とか、ガジェットならではの特徴に目がいってしまう。実際に筆者もそうだった。
(Intel Inside, TAG Heuerロゴがカッコいい。ヘッドはアナログに交換可能)
文字盤が消える時は、いわゆるAlways onに設定可能。これはこれでカッコいいのだ)
(ベルトは大きい。腕が小さい人はConnected41がお勧め。レザーベルトが45しかなかったためこちらを選択)
Connected45は50M防水という優れた面はあるが、それ以外は本当にただのWear OS搭載スマートウォッチと変わらない。やはり①に書いたとおり文字盤を自在に変えられることに意義があるのだと使ってみて強く感じた。SNS通知や電話着信がわかれば、基本機能はそれで十分なのかもしれない。
③Android向けだが、iPhoneともマッチする
ユーザーの3割はiPhoneユーザーという話もある。現在iPhone8 Plusと同期させているが、全く問題なく使えている。ただし、やはりAndroidとの相性は抜群で機能に関しても圧倒的にiPhoneより多い。
(文字盤の作成、針はそのままで背景だけ変えるなど設定は非常に細かい)
例えばLINEやTwitterを受信した後、iPhoneは返信できないがAndroidと連携した時だけ音声で返信できる。また、Wear OSアプリとは別にTAG HeuerアプリがAndroidでは独立しており、文字盤を楽に交換できる。だからできればAndroidをお勧めしたい。
最後に
あまり機能を求められないスマートウォッチなんて珍しいように思う。むしろ、時計の素材を本物と同じにして文字盤だけをいくつも味わえる形式、これはこれでヒットするのではないだろうか。
用意された範囲内ではあるが、ベルトも交換可能なため、別途1~2本揃えれば数年は楽しめるはず。スマートウォッチではあるが、高級品に変わりはなく立派なラインアップになる、ということを強調しておきたい。